お酢のダイエット効果
ダイエットを考える上で、お酢の存在はとても重要です。
健康にも良い食品として大変注目されているお酢ですが、実際ダイエットにどのような効果があるのでしょうか。
お酢の主要な成分は酢酸です。酢酸は刺激臭と酸味の強い成分で、お酢の酸っぱさは酢酸に由来しています。
酢酸は体内でクエン酸に分解されます。
体に摂取されたクエン酸は、脂肪や酸化物を効率よくエネルギーに変化させるクエン酸サイクルを活性化させ、順調に働くように作用します。
クエン酸で余計な脂肪が効率的に燃えるため、ダイエットが期待できます。
また酢にはアミノ酸が豊富に含まれており、アミノ酸は体内に入ると脂肪の合成を抑えて脂肪細胞に脂肪をたまりにくくさせる効果があります。
そのため、酢がダイエット飲料として重宝されるのです。
この他の健康効果としては、人の体を酸性からアルカリ性寄りに調整することです。
現代人の身体は食生活などの影響で酸性に傾きがちですが、酢を摂取すると短時間で身体がアルカリ性に変わるのです。
身体がアルカリ性に変わると腎臓がその状況を理解して自らの働きを促進し利尿作用を促します。
利尿作用はダイエット時に意識すべきポイントです。
お酢を摂取して利尿作用を促進させることにより、むくみを解消し健康的なダイエットの効果を期待できるでしょう。
日々の生活の中にできるだけ酢を使うことで、酢のダイエット効果、健康効果を最大限に利用していきたいものです。
黒酢ダイエット
黒酢は健康によくダイエット効果もあるものとして、よく知られています。
長い間じっくりと熟成されて作られる黒酢は、中国では様々な料理に使われます。
黒酢に含まれるクエン酸や、多種多様なミネラル、アミノ酸、酢酸はこの熟成期間の間にじっくり増えていきます。
特に黒酢にはアミノ酸が普通の米酢の6倍の量が含まれていて、これは黒酢の代表的な特徴です。
アミノ酸は体の基本的な部分を作る大事な栄養成分であり、疲労回復や肩こりの緩和などが期待できます。
また、むくみの解消や便秘解消、利尿効果の促進、新陳代謝の向上など、ダイエットにいい作用も見逃せません。
黒酢の飲み方ですが、よりダイエットの効果を得るには1日に30mlを目安に飲むと良いとされています。
飲む時間帯は、食事の後など何か食べた後にしましょう。
すきっ腹に酢を摂取すると胃に負担になりかねませんし、黒酢の食欲増進効果から食事前の摂取は食べ過ぎの危険があります。
1日に30mlくらいの黒酢に水200mlくらいを足して、薄めて飲むと飲みやすいでしょう。
何回かに分けて日に数回飲んでも効果はあります。
夏場などは氷水で冷たくして飲んでも構いません。
コツは、習慣化させて黒酢を欠かさず摂取することです。
効率よくダイエットをするためには、自分なりの黒酢の飲み方や摂取習慣を作って実践することでしょう。
リンゴ酢ダイエット
酢を使ったダイエットで人気があるものにリンゴ酢ダイエットがあります。
リンゴ酢とはどんなもので、ダイエットにどう作用するのでしょうか。
日本酒を発酵熟成させたものが米酢ですが、リンゴ酢はリンゴ酒を発酵熟成させたもので、酢独特のツーンとするようなにおいがあまりありません。
お酢のツーンとくるにおいの元は酢酸です。
リンゴ酢には不揮発性のコハク酸、クエン酸、リンゴ酸が酢酸の代わりに多く含まれています。
それで揮発性の酢酸の香りが和らぐのです。
元々リンゴが含んでいる有機酸は腸の悪玉菌を抑えつつ善玉菌を活性化させ、腸のお掃除をして調子をよくする効果があります。
腸の働きを活性化させ、便秘解消が期待できることもリンゴ酢ダイエットが効果的な理由です。
リンゴそのものに含まれるペクチンは腸の運動を活性化させ、腸内のビフィズス菌を増加させ善玉コレステロールも増やす効果がありますが、リンゴ酢はリンゴの成分を含むのでもちろんペクチンは含まれています。
また、利尿効果の促進や便秘の解消、体内の老廃物の排出効果がリンゴ酢にはありますので、余分な水分を外に出しむくみを解消する効果もあります。
リンゴ酢ダイエットに効果があると言われるのは、このような理由です。
適量は1日に30mlですので、ダイエットを目的に飲む時は原液30mlを目安にリンゴ酢を毎日摂取しましょう。
日々忘れずに、習慣化させてリンゴ酢を飲むとダイエットが期待できるでしょう。
酢のすっぱさが苦手で飲めなかった人でも、リンゴ酢なら続けやすいのではないでしょうか。
バナナ酢ダイエット
バナナを使ったバナナ酢は、雑誌などでも紹介された有名なダイエット方法です。
バナナ酢ダイエットの人気はどんなところで、どうやればいいのでしょうか。
市販のバナナ酢もありますが、バナナを黒酢に漬け込むことでバナナ酢は作れます。
ダイエット効果抜群の黒酢に栄養価の高いバナナを漬けることで健康にも大変良いお酢ができあがるというわけです。
果物の中でもバナナはカリウムが多く、栄養価の高い食べ物です。
カリウムには体内の塩分を排出する作用があり、利尿作用でむくみの解消になります。
カリウムはダイエットにとても効果的です。
カリウムが脂肪を分解する酵素を活性化させ、間接的に脂肪を分解するからです。
また、バナナ酢には便秘の予防にいいペクチンや、糖質分解を助けるアミラーゼも含みます。
バナナ酢にはビタミンB6が豊富です。この栄養素が体内で不足すると皮膚炎や貧血の原因となります。
シェイプアップ効果だけでなく、お肌の調子をよくする効果もバナナ酢には期待できます。
1日に30mlが目安です。
酸味が気になる人は豆乳やヨーグルト、牛乳などに混ぜても美味しくなります。
ダイエットだけでなく、バナナ酢はたくさんいいことがあります。
毎日続けることで、ダイエット、美肌、健康など様々な効果が期待できます。
しそ酢ダイエット
テレビでしそ酢ダイエットが公開されてから、やにわにしそ酢が注目を集めるようになりました。
しその絞り汁を瓶に入れた黒酢に加えたものがしそ酢です。
ポリフェノールであるロズマリン酸は、シソの葉っぱに入っている成分です。
シソ科の植物に主として含まれているロズマリン酸は糖を分解する酵素に働きかけ、糖の分解を抑制します。
これがしそ酢のダイエット効果なのです。
炭水化物などを食べ過ぎると分解されたブドウ糖が中性脂肪へと変化し、使い切れなかった分は体内に蓄えられることになります。
脂肪が体内に溜め込まれると肥満になります。
ロズマリン酸によって脂肪の分解が抑制されると、脂肪の蓄積を減らせるわけです。
炭水化物がブドウ糖にならずに体外に排出されますのでしそ酢を摂取すると脂肪が体内に溜まりにくくなり、結果的にダイエット効果をもたらします。
ダイエットのためにしそ酢を飲む場合、だいたい大さじ2杯~3杯を一日に摂取することで効果が期待できます。
味に抵抗がある人は、水などで薄めて調整してください。
はちみつを加えても味わいが変わります。
ダイエットのためには日々忘れずに、食事の後のしそ酢を習慣化させて飲むようにすることです。
食事の後のしそ酢を習慣化することで、ダイエットを効率的に進めていれば目標達成も早いでしょう。