メタボリックシンドロームについて
最近話題になっているメタボリックシンドロームは、いろんな所で見聞きするようになりました。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪が原因で色々な病を誘発しやすくなっている状態を指します。
我が国では男性85センチ、女性90センチ以上のウエストに加え、高血圧、高血糖、血液に含まれる脂質量の高さが判断基準となります。
大前提となっている腹回りのサイズを小さくすることができればメタボリックシンドロームは改善されます。
メタボ対策と大上段に構えられるとやる気がなくなったり、凄い事をしなければならないのかと思う人も多いでしょう。
一気に背伸びをしようとせず、可能なところから手をつけることでメタボリックシンドロームの解消に努めることができます。
メタボリックシンドロームは、ダイエットのように気長に続ける必要があります。
メタボリックシンドロームを一刻も早く改善するためにと焦って辛すぎる運動をしたり、急にご飯を抜いたりすると体への負荷が大きくなりますので避けましょう。
ましてや、病気治療中の方の無理は禁物です。必要以上に痩せている方と比べたり、えびで鯛を釣ろうとしたりせずに、ゆるやかに測定値を下げていけば良いのです。
痩せなければならないと思い詰めるとストレスが大きくなるばかりですから、プレッシャーを抱え込まないよう、急がずじっくりとメタボリックシンドロームを改善しましょう。
メタボリックシンドロームを周囲が要求し続けることも常にいいこととは限りません。
当人が気に病みすぎない程度に声をかけたり、必要な時だけ助けの手を貸すくらいで留めるように心がけましょう。
メタボリックシンドロームの自覚があるという人は、今後病気で辛い思いをしないように今からできることをしておきましょう。
メタボリックシンドローム対策の第一歩
メタボリックシンドロームの対策を立てるために、まず自分について把握しましょう。
健康診断でメタボリックシンドロームかどうかを確認することが、まず最初にすべきことです。
現時点でどのような生活をしているか、そしてメタボリックシンドロームの危険がどれだけあるかを知ることが対策の手がかりとなるでしょう。
生活のリズムが狂ってはいないか、お酒や煙草を消費しすぎてはいないか、野菜や食物繊維の摂取は足りているか。
普段の生活を素直に認めることからメタボリックシンドローム対策の道は開けるのです。
がむしゃらにい色々な対策方法を試すよりも、自分を素直に受け入れることがメタボリックシンドローム対策には必要なのです。
健康診断で生活習慣病などにかかっていないか診断してもらうことは、メタボリックシンドロームの影響を認識するためにも大事です。
億劫がらずにきちんと検査を受けましょう。
ところでメタボリックシンドローム対策としては、痩せやすい身体を作り上げることも大切です。
代謝が良くなれば脂肪が溜まりにくくなるので、身体への負担が軽減されます。
代謝を高めるためには有酸素運動が効果的です。
効率のいい有酸素運動を行うには、短時間のジョギングよりやや眺めのウォーキング、そして隔日より毎日がお勧めです。
日頃から体を動かしているという方は問題はありませんが、メタボリックシンドローム対策には有酸素運動がいいことを押さえておくといいでしょう。
しかし、メタボリックシンドロームではなくても、運動不足で身体が重いと感じる方にはぜひ興味を持って頂きたいところです。
メタボリックシンドローム対策には食事から
メタボリックシンドロームの対策として、食事は欠かすことの出来ない要素です。
食べたい物を食べたい時に好きなだけ食べるという食生活を大人になったらしてしまうことも多いのではないでしょうか。
時間が無く食事などに構っていられないという方も多いでしょうし、食事くらい好きな物を選びたいという考えの方もおられるでしょう。
これではメタボリックシンドロームの対策としては感心できるものではないといえます。
毎日乱れた食生活をしていると、いずれ身体のどこかが悪くなってしまうかもしれません。
自分自身で健康な体を保つためにも、できることから食事を正しいものに変えていくことが重要です。
多忙な現代人は外食やコンビニで済ますしか無いのかもしれませんが、それでは健康を害してしまうでしょう。
食事は少しの工夫でずいぶんと改善できますので、簡単にメタボリックシンドローム対策が可能なのです。
体内脂肪を減らすことが効果的なメタボリック対策だといえます。
ですから例えばから揚げ弁当よりも幕の内弁当を選んだり、アイスではなくおまんじゅうを手にとってみたり、そんな少しの心遣いでも十分に対策となるといえるでしょう。
そのほんの少しの食事の改善の積み重ねが、身体を健康に近づけてくれることでしょう。
メタボリックシンドローム対策は、日々の食生活の改善を意識することで自然と身に付いてくるものなのです。
また、メタボリックシンドローム対策の食事というとカロリーばかりに注目しがちですが、それだけでは不十分です。
食事のカロリー摂取量よりは、野菜を多く摂ることや30品目を目標にバランスの良い食事を心がけること、それからよく噛んで食べることを念頭においた食事を目標にしてみましょう。