水泳ダイエットと有酸素運動
運動で体重を減らそうとしている方は、水泳などはどうでしょう。
ダイエットのために水泳をする人は多く、水泳はダイエット向けの有酸素運動といえます。
水泳はダイエット効果があるだけでなく健康増進にも役立つ運動方法です。
有酸素運動で脂肪を燃やすと共に、内臓や心肺機能も鍛えられるといういいことづくめです。
ちなみに水泳やエアロビクス等の有酸素運動とは、ハアハアと息がはずむ位の運動の事です。
体脂肪の代謝に有酸素運動が役立つのは、どのような仕組みからでしょう。
体に入った脂肪分は、血管を介してエネルギー源として行き渡ります。
同じ様に、血液中に溶け込んでいる酸素が脂肪と結合し、脂肪と共に燃焼します。
よって有酸素運動によって、酸素が血液中に多く取り込められれば、より多くの脂肪と結合し燃焼させられる、というわけです。
ただ、昔から蓄積されてしまった脂肪を燃やすには、この方法では足りません。
血液に溶けている分ではなく、体内に蓄積されて長い脂肪は、20分以上の継続した有酸素運動をしなければなりません。
蓄積された脂質を燃やすための脂肪燃焼酵素リパーゼは、体が温まってからでないと活動しません。
リバーゼを活性化させるのに必要な適温は、平熱プラス1~2度であり、上昇するのに通常20~30分を要する為です。
水泳ダイエットとアミノ酸
水泳ダイエットによって、効率よく体脂肪を燃焼させたいという場合は、どのような工夫を加えるべきでしょう。
アミノ酸ダイエットでは、アミノ酸を体内に取り入れて体内のリパーゼという酵素の働きを盛んにし、脂肪燃焼を助ける効果をもたらします。
アミノ酸が体内に取り込まれると、まず初めに後回しになっているリバーゼという脂肪燃焼酵素を活性化させます。
有酸素運動で消費するエネルギーとするために、リパーゼで分解された脂肪は血液に向かいます。
蓄積された体脂肪が分解されて血中に移動した段階で水泳をすることで、脂肪は体を動かすために必要なものとして使われます。
ただし、アミノ酸を用いたダイエットには、気をつけるべき点があります。
アミノ酸を摂取した後は、水泳ダイエットが効果的です。
運動前の摂取でないと、アミノ酸はそのものが脂肪や糖となって溜め込まれてしまいますので、脂肪が逆に増加し体重増加の原因となってしまいます。
また、脂肪燃焼に役立つアミノ酸という触れ込みでアミノ酸配合の飲料が販売されていますが、糖分が添加されていたり、アミノ酸が少なかったりなど、期待するようなダイエット効果は難しいこともあります。
そのため、効率的な水泳ダイエットをするには、アミノ酸を含む天然の食品を活用することが最もいいやり方でしょう。
アミノ酸食品とは一言で言えば、たんぱく質です。
水泳のなどの有酸素運動で効率的に体脂肪を燃やすために大事なタンパク質ではありますが、摂取のしすぎは逆に体重が増えてしまいます。