ダイエットにおけるリバウンド
ダイエットには、リバウンドが発生しがちです。
re(再び)とbound(跳ねる)という言葉を組み合わせたもので、元は英語です。
リバウンドボールというと、バスケットボールでシュートが外れて跳ねてくるボールで、そのボールを取ることをリバウンドともいいます。
試合などではベンチからもリバウンドの声が掛けられボールを奪い合う光景を見たこともあるでしょう。
野球などでも、フェンスに当たって戻ってくるボールをリバウンドと呼ぶことがあるようです。
ダイエットにおけるリバウンドもよく使う用語なので、少しダイエットについて知識のある方ならたいてい知っています。
例えば、食事制限やサウナなどで体重を目標のレベルまで落とした後で、リバウンドは発生します。
そのダイエットを実践したことで抑制されたり、我慢していたことがダイエット終了と同時に解放されるなどが原因です。
無理なダイエットで減らした体重は、ダイエットをやめた時から爆発的な勢いで前以上の体重になってしまうというリバウンドが起きやすいのです。
減らした分が多少元に戻ってしまったというのなら、リバウンドといってもまだ許容範囲かもしれません。
せっかく苦労をしてダイエットをしたのに、リバウンドで前と変わらない体重になる人もいるようです。
人によっては元々の体重を遥かに超えてしまうほどのリバウンドをしてしまうこともあるようです。
食事制限によるダイエットでおこるリバウンド
リバウンドが起きやすいダイエットは、絶食や食事を減らすダイエットなどです。
健康ブーム、ダイエットブームが続く中、新しいダイエットが続々と編み出されています。
食事を制限するダイエットには、卵ダイエット、リンゴダイエット、キャベツダイエットのように、食べるものを大幅に狭めるものがあります。
このダイエットは、ローカロリー食材を1回の食事にするダイエット方法です。
あらかじめ定めた食材1つを口にしないダイエットもあり、こちらは単品ダイエットではなく単品抜きダイエットと呼ばれています。
リバウンドになりやすいのは、摂取カロリーを控えたダイエットである程度体重が減って一段落ついた頃といわれています。
しばらく空腹に耐えていた反動から、ダイエット終了と同時に食べたいものを食べたいだけ食べていると、体重は瞬時に元通りです。
また、ダイエットをしていると、途中で停滞期と呼ばれる、思うように体重が減らない時期に突入してしまうことがあります。
これは急激な体の変化に体が危険を感じ、体に栄養を蓄えようとしておこることと考えられています。
停滞期には、思うように体重が減らないことからダイエットを挫折してしまう人が多いようです。
そして挫折の反動で爆発的に起こる食欲を抑え切れずに、思うままに食べてしまうことで大きなリバウンドを起こしてしまうことがあります。
リバウンドを経た体は脂肪を溜め込みやすく代謝が落ちていますので、新たにダイエットに挑戦するのが難しくなっています。
ダイエットのリバウンドを防ぐには
どんなふうにダイエットのリバウンドを防ぐことができるのでしょうか。
ダイエット方法は食事制限によるものに限らず、運動をしっかりとするダイエット方法でも、リバウンドが避けられないことがあります。
ダイエットに成功して目標体重に達成しいても、食事制限によるダイエット方法と同じように、停滞期に突入して思うように体重が減らず挫折してダイエットを途中で投げ出してしまった場合におこるリバウンドです。
体重がダイエットとして取り入れていた運動を中止するとすぐに増えてしまいリバウンドを起こしてしまうということがあるのです。
食事制限のダイエット方法でも、運動によるダイエット方法にしても、リバウンドを防ぐためには、はじめから無理をしないということがもっとも大切なことです。
急激なダイエットにより体重が減ってしまうと、体が生命の危機を感じ取り体重が落ちないようにする働きが起こるのは当たり前のことなのです。
これが思うように体重が減らない停滞期の原因でもあります。
ダイエット後にリバウンドを引き起こさないようにするには、この停滞期が表れるような急激なダイエットをしないことが重要です。
スローペースのダイエットを行い、体に負担のかからないようにすることが必要なのではないでしょうか。
大切なことは、食事制限によるダイエット方法でも、運動によるダイエット方法をする場合でも、長期に渡り無理なく続けることのできるダイエット方法を行うことではないでしょうか。
体力的にも精神的にもあまり負担のかからないダイエットをすることです。
そうすることで、ダイエットを途中で挫折せずに続けられるだけではなく、リバウンドを防ぐことができるでしょう。