カロリーダイエットとは
摂取カロリーを減らすことでダイエット効果を期待するというダイエット方法が盛んです。
レストランでは、低カロリーのメニューを重点的に出しているところもあります。
カロリーを減らすことでダイエットをすることが、基本的な知識のようになっています。
とはいえ、体質によっては、低カロリー食でもなかなか体重が減らず、むしろ増加の傾向にあるという方も見られます。
ダイエットができないだけでなく、体の具合を悪くしてしまうこともあるといいます。
低カロリーダイエットをやり遂げるには、脳の特性を理解することです。
脳のスイッチを自在に扱うことで、ダイエットに繋げていきましょう。
摂取カロリーを減らすことでダイエットをやり遂げるには、単にカロリーを減らすだけではできません。
カロリーの少ない食事に合わせて、脳が省エネルギーで体を動かすような指令を出していると、脂肪は蓄積されるばかりです。
この状態になると、体温が上昇しにくく四肢の冷えや低体温症の原因となり、午前中の倦怠感や低血圧にも繋がって体調不良を招いてしまいます。
通常スイッチがオフになっていればダイエットでカロリーを減らすと、エネルギーが不足する分は蓄えた体脂肪が燃やされます。
ダイエットを達成するには、脳のスイッチを入れないことが大事です。
低カロリーの食生活でダイエットを成功させるには、低カロリーにする以前のカロリー量を体に使わせ続ける必要があるいうわけです。
カロリーダイエットの食事法
低カロリー食でダイエットをする場合、一食を400cal、1日を1,500calを目安に食事をする習慣を作りましょう。
かさのある食事でも、カロリーを抑えることができていれば脂肪の消費はできます。
カロリー制限によるダイエットのポイントは、食事に含まれるたんぱく質、脂質、糖質の割合にあります。
中でも脳のエネルギー源である糖質のカロリーの割合をおよそ6割にすることです。
低カロリーの食事でも脳はエネルギー不足であると判断せず、体脂肪を蓄えようとはしないのです。
また、繊維質の多い野菜や消化がゆっくりの食事を意識して摂取することで、吸収がゆるやかになって血糖値の急上昇を防ぐことができます。
体がエネルギー消費を節約モードにしてしまわないようにしましょう。
健康とダイエットを両立させるためのぎりぎりのラインが、一食400kcalというカロリー量といえます。
ただし、肉体労働に従事している方や普段からよく動く人なら、必要なエネルギーも多めになります。
カロリー摂取量はいくぶん増やしてもダイエットはできますので、様子を見ながらカロリー量を加減してください。
体に負担をかけずに痩せるには、1カ月に1kgペースでの体重ダウンがいいでしょう。
炭水化物の摂取量を減らしてみるなどして微調整をしてください。
低カロリーダイエットでは、長続きできそうな、体にいいカロリー摂取量を見つけることが大事です。
具体的なダイエット方法は、汁物を先に飲み空っぽの胃を落ち着かせ、おかずを半分食べた後でご飯を食べるというものです。
糖質の吸収がゆるやかになり満腹感が持続しますのでおすすめのカロリーダイエット方法です。
カロリーダイエットのメニューについて
低カロリーで、かつ必要な栄養をしっかり取れるダイエットメニューとはどういったものでしょう。
卵1個かチーズ1枚、牛乳もしくはヨーグルト120g、赤身肉50g、脂質の少ない魚の切り身か豆腐1/4から2つをタンパク質の供給源にするとちょうどいいようです。
低カロリーダイエットのポイントは芋類以外のたっぷりの野菜、きのこ、海藻を一緒に摂取することです。
炭水化物はダイエットの大敵のように思われがちですが、一定量は摂取したいものです。
ゆで麺1/2やパン1枚、子供用のお茶碗に一杯程度の穀類は摂取してください。
食事のカロリーを減らすコツは、甘い果物か芋類は同時に摂取はせず、どちらか片方にすることです。
いもと果物、れんこん、かぼちゃ、卵、豆はカロリーがあるので、食べる時は1つに限定します。
食品選び以外にも、カロリーダイエット中は、料理に使う調味料にも気をつけます。
油、マヨネーズ、ドレッシング等の脂質が多い調味料は大さじ1/2程度に抑えるようにします。
芋類以外の野菜、きのこ、海藻などのカロリーがほとんど無い食品は好きなだけ摂っても大丈夫です。
1回の食事を400キロカロリー以下に抑えることによって、カロリー制限によるダイエットができます。
1日の摂取カロリーを1,200kcal以下に落とすようなことは、医学的には早急の治療が必要な肥満患者などに対してのみすることとされています。
食事からの摂取カロリーを減らすダイエットは、心身共に負担が大きいものであるという点も心がけておきましょう。
ダイエットには色々な方法がありますが、カロリーダイエットに限らず、体重を減らす過程で健康状態に悪影響が出ないよう、自己管理や情報収集をしっかりと行いましょう。