減量に成功して体重が減っても喜ぶことは禁物
減量とは体重が減ることですが、体重が減るといっても何が減るのかによって減量の意味が変わってきます。
血液や水分、脂肪分、その時食べたものなど、体重の内訳はその時々でも違います。
体脂肪を減らしたくて減量に取り組んでいる人は多いですが、それ以外のものが減ることもあります。
たとえば、内臓脂肪の蓄積は、高血圧や高血糖などのリスクを高めることが指摘されています。
脂肪を減らして適度な体脂肪率を保つことは、健康維持につながることになるので、ダイエット以上の効果が期待できます。
運動をしたり食事バランスに気をつけることが、脂肪を減らすことにつながります。
体重が減っていても、それは脂肪ではないことがあります。
脂肪以外の成分が減ったせいで体重が減った場合、健康な身体にはなれていないので、注意が必要です。
筋肉が減ったせいで体重が落ちていることもあります。
食事を減らすと、筋肉が分解されていることがあります。
筋肉は体を動かすために必要で、極端に筋肉が少なければ歩くことも困難になり、日常生活に支障がでます。
また、筋肉が減ると基礎代謝が落ちてしまうので、やせにくくなりリバウンドしやすくなるので注意しましょう。
ただ単に体重を減らすのではなく、健康的にダイエットできる方法を選択して、減量することを目指しましょう。
失敗しない減量のために注意すべき点について
筋肉量は保持し、体重を落とすことが、健康的な減量を実践する際のポイントです。
減量をする人の中には、体重が下がることだけを目標にして、他の要素をおろそかにしている人も多いようです。
毎日体重を計測することで、減量が進んでいるかどうかがを確認することができれば、やる気のアップにつながったり、明日も頑張ろうと思うものです。
けれども、体重だけを気にしていると、結果的に身体によくない影響をもたらしてしまうことがあります。
体脂肪を減らすことで減量効果が現れていればいいですが、筋肉が衰えたことで体重が落ちてしまっていることもあります。
体重が増えたか、減ったかだけでは、本質的な意味での減量効果を把握できません。
体脂肪はきちんと減っているのか、筋肉量は変わっていないかも、体づくりの重要な要素です。
筋肉トレーニングをダイエットプランに組み込むことで、筋肉の減量を防ぐことが可能です。
一日のカロリー摂取量を減らしてダイエットをする場合、あまりに食事量が少なすぎると筋肉が減ってしまう恐れがあります。
カロリー制限を行って食事を少なくしながら、減量中は筋トレもしっかり行って、筋肉の衰えを防ぐことが大切になります。
筋力低下は健康を阻害する要因になります。体重が減っても、不健康な身体になっては意味がありません。
運動と組み合わせて健康にいいダイエットをすることが、身体に悪影響のない減量をするためには必要です。
体にいい減量をするためにも、脂肪は燃やして、筋肉は残せるようなダイエットをしましょう。
食事を制限するだけのダイエットは間違った減量方法
減量をして健康になりたい、あるいはきれいになりたいなら、食事制限と日々の運動が重要になります。
食事の内容を見直して、摂取カロリー量を抑えることで減量をする方法は、若い年代から中年層まで行う人が多いようです。
ダイエットの基本は、消費カロリーより、摂取カロリーを少なくすることだという考え方は広く知られています。
食事制限による減量のネックは、リバウンドが起きやすいことです。
特に以前と同じ食事にするだけで、体重は前よりも増えてしまいます。
食事の量を減らして体重を無事に落とすことができたとしても、元通りの食事にするだけで体重が元の数字かそれ以上に増えてしまいます。
つまり食事制限によって、栄養が思うように摂取できない状態だと体が反応することで、次に食事をした時に無駄に消費するのではなく、脂肪として体に蓄積しようとするのです。
長期間にわたって飢えをしのぐには、代謝を下げてエネルギー消費を減らすという方法が合理的なのですが、それがダイエットをするに際してのネックになっています。
こうなると減量しようと思ってもなかなか簡単に体重を減らすことができなくなってしまいます。
リバウンドが起きないようなダイエットをするなら、食事制限はほどほどにして、適度な運動でカロリーの消費量を増やしましょう。
有酸素運動で体内に蓄積されている脂肪を燃やしつつ、食事はある程度は摂取して体が必要な栄養成分は確保しておきます。
食事等で摂取するカロリーと、運動や生命維持で使うカロリーを、どのようにしてつり合いをとるかが大事です。
この方法であれば、無理な食事制限をすることなく、健康的な体を維持しながら減量することができるようになります。