小顔にならない理由
いくら頑張っても小顔に見せることができない人がいます。
疲労や不摂生などで脂肪や水分が溜まると、顔はむくんで見えます。
むくんだ部分はたるみやすくなります。
筋肉で引っ張っていても重力は下向きですから、目元や口元が下がっていきます。
小顔になりたいと思っている女性は多いと思います。
小さく引き締まった顔つきでいたい、老けてみられたくないという願いは共通のものです。
小顔でありさえすればいいということはありませんが、体も顔もキュッと引き締まっている方がキレイです。
いつまでもきれいでいたいという思いは、女性なら誰でも抱くのではないでしょうか。
人によって美の追究の仕方は様々です。
整形手術を試す人もいますし、エステやサプリメントに頼る人もいます。
メイクや髪型に凝ることは基本といえるでしょう。
顔立ちから暗い印象を与える原因は、むくみやたるみから顔全体がはれぼったくなっているせいかもしれません。
顔の骨格や顎の形などで、顔立ちが大きく見えやすい人もいないわけではありません。
それでも、顔の血流を改善して余分な水分や脂肪を落とし、たるみを改善することはできます。
小顔になりたい、若々しくなりたいならば、目標に向かって楽しく努力することが大事です。
規則正しい生活やバランスの取れた食生活、健康的なエクササイズに励みましょう。
ボトックス注射で小顔になる
ボトックス注射で小顔になれる、という公告を出している美容外科やエステを目にすることがあります。
美容外科やエステで使うボトックスとはどのようなものでしょう。
ボトックスと小顔との関係はどのようなものでしょう。
ボトックスとは、筋肉に信号を送る神経を遮断して筋肉の働きを麻痺させる薬品で、元々はけいれんや顔面麻痺の治療に用いられています。
A型ボツリヌス菌毒素製剤ともいいます。顔の筋肉を麻痺させることで、その部分の筋肉が細くなって小顔になることが目的です。筋肉を痩せさせるために、エラの部分にボトックスを注入して一定期間麻痺させるわけです。
ボトックスは小顔対策だけでなく、顔のシワを消すこともできます。
シワを作る筋肉を麻痺させるというものです。筋肉の動きを止めたい場所に数カ所注射をするだけなので、短時間で済み入浴や洗顔も可能という簡単さから、人気のある方法です。
ただし、ボトックス注射を受けたために表情が硬くなり印象が変わってしまったり、痛みや内出血を伴うこともあります。
副作用や後遺症もありえるため、事前の確認がとても重要です。
一定期間が過ぎると筋肉を麻痺させる効果はなくなるので、ボトックス注射は継続して続ける必要があります。財政事情とも相談して決めましょう。
小顔を目指している方は、顔のエクササイズやマッサージなど自分で出来ることから始めてみても遅くないのではないでしょうか。
簡単に小顔になれるボトックス注射でも、始める前にはメリットとデメリットをよく知ることが大切です。
ボトックス注射のボツリヌス菌は大丈夫か
最近は、美容整形にボトックス注射を用いるエステやサロンが増えています。
ボトックスはボツリヌス菌を原料に作る薬品です。
ボツリヌス菌は毒素を産出する嫌気性桿菌で、有害な菌として有名ですから、不安を感じる人もいるかもしれません。
食中毒の原因になる菌としてボツリヌス菌の存在は広く知られています。
このボツリヌス菌を製剤化したものが美容整形に使われるボトックスです。
ボトックスは美容整形だけでなく、医薬品としても顔面麻痺やけいれん治療に使われています。
皮膚に注入するボトックスですから、危険が少なく安全と認められていなければなりません。
つまり、ボツリヌス菌の有害な成分はボトックスには含まれていません。
ボツリヌス菌毒素から作られたボトックスですが、危険性はないわけです。
食べ物にボツリヌス菌は混入していた場合、食べてしまった人は食中毒を引き起こします。
ボツリヌス菌の中毒を予防するには、十分な加熱処理が必要です。
ボツリヌス菌は熱に弱い菌なので、加熱した食品の中には存在しません。
ボツリヌス菌は生物兵器への研究が危惧されるほど毒素が強い菌であり、少しでも体内に取り込まれると死に至らしめます。
ボツリヌス菌は私たち人間の食生活にとっては危険なものです。
とはいえ、ボトックスはボツリヌス菌とは全く違うものであり、その性質も用途も別物といえるでしょう。
ボトックスは、筋肉を麻痺させるという特長がある美容成分です。