洗顔石鹸と洗顔フォームの違いについて
顔を洗う時には、洗顔石鹸もしくは洗顔フォームを使います。
洗顔石鹸と洗顔フォームを比較した場合、肌に優しいのはどちらだと思いますか。
肌にやさしいのは、洗顔石鹸の方です。
よく、洗顔石鹸で顔を洗うとつっぱるからと洗顔フォームを選ぶ方がいらっしゃいます。
洗顔フォームなら低刺激だと思っているならば、考えを改める必要があります。
確かに洗顔フォームは保存しやすく泡立ちやすいという利点がありますが、肌に対するメリットは洗顔石鹸の方が断然上なのです。
そもそも洗顔石鹸と洗顔フォームは、根本的に異なるものだということをご存知でしょうか。
石鹸の組成は脂肪酸カリウムと脂肪酸ナトリウムであり、高級脂肪酸の金属塩です。
洗顔フォームが肌によくないのは、成分中に合成界面活性剤が使われているためです。
乳化剤として、油脂成分と水を混ぜ合わせ浸透しやすいものを作っているのです。
人体への悪影響だけでなく環境に対する不安もあります。
これは安さを求めて石油を合成界面活性剤に使っている洗顔フォームに対して指摘することができます。
材料に植物油脂が含まれている自然派商品であることが売りの品物もありますが、合成界面活性剤が入っていては意味がありません。
合成界面活性剤に変わってオリーブや菜種のような植物由来の材料を使っている洗顔石鹸ならば、皮膚へのダメージはほとんどありません。
ですから敏感肌の方はぜひこの機会に洗顔石鹸をお試しください。
また美白にこだわる方にも洗顔フォームよりも洗顔石鹸がオススメです。
洗顔石鹸を選ぶ時のポイント
洗顔石鹸を購入する時のポイントとは何でしょうか。
洗顔せっけんを選択する時は、自分の肌質と相反しない、肌タイプと合致するものにするべきです。
お肌には、脂性肌、乾燥肌、あるいは混合肌など、いろんなタイプがあります。
各々の体質が違うように肌の抱える悩みも人それぞれです。肌は体調や季節等にも影響されますので、常に意識しておく必要もあります。
洗顔石鹸を探す前に、まずは自分の肌をチェックしてみてくださいね。
肌のチェックをした上で適切な洗浄力を持つ洗顔石鹸に目を向けます。
むやみに強い洗浄力の洗顔石鹸を使用してしまうと、肌トラブルの原因になってしまいますので注意しましょう。
洗顔石けんで顔を洗う時はゴシゴシこすらずとも済むような、きめ細かな泡で優しく肌を包みながら適度に汚れを落としてくれるような洗顔せっけんを見つけ出せるようにするといいでしょう。
洗顔石けんの価格は多種多様で、とても安いものもあれば、高級石鹸と名のついた超高級品も販売されています。
洗顔石けんの材料として使われている素材が高級あれば価格も高くなります。高ければいいわけではありませんが、参考にはできます。
金銭的に余裕があるならば、上質な洗顔せっけんについても検討してみてください。
洗顔石けんにどのような成分が配合されているかは、薬事法の改正により必ず記載されているはずです。
その洗顔石鹸に使われている成分が表示欄を確認すれば一目瞭然なので、防腐剤や合成界面活性剤についてもチェックできます。
洗顔石鹸を効果的に使用する為の洗顔方法
納得のいく洗顔せっけんを購入することができたら、次は適切な洗顔方法を覚える必要があります。
洗顔方法が間違っていては、せっかくいい洗顔料を使っていても肌に負担がかかることもあります。
洗顔方法を覚えて顔を洗いましょう。
ここに書いてあることを参考に、適切な洗顔を習慣づけましょう。
顔を洗う時は毛穴の中までしっかり洗いたいもの。
洗顔に使うための湯は40度前後のぬるま湯で、顔を洗う前に蒸しタオルで顔を温めるのも良い方法です。
準備ができたら、顔を洗うための泡を作ります。
弾力のある細かな泡を作るようにするといいでしょう。
泡立てが思うようにできない時は、市販の泡立てネットを使うといいでしょう。
作った泡で額や鼻周辺のTゾーンから洗っていきます。
顔の皮膚を泡でくるみこむようなイメージで乗せていき、顔全体に泡が行き渡ったら、くるくると円を描きながら泡をどんどん滑らせていきます。
肌は繊細なので、決して乱暴にはしないでください。
泡が肌全体に充分行き届いたら、ぬるま湯でさっと洗い流します。
洗顔後、石鹸が肌に残らぬように気を付けてください。
洗い終わった時に肌にキュッという感覚があれば花丸です。
タオルを使う時は吸い取りのいいものを使い、そっと水気を吸わせます。
顔を洗うのは朝と晩の2度ぐらいがいいでしょう。
朝の洗顔は就寝中の埃落としのためですし、夜の洗顔は起きている間に貯まった皮膚の老廃物やいらない脂質を洗います。
起きてからの洗顔は夜ほど汚れはありませんので、湯での洗顔だけでもいいこともあるようです。