にきびを治す正しい洗顔
にきびに煩わされ続け、どうにかできないものかと悩んでいる人は大勢いますが、どうすればいいのでしょう。
思わぬ場所にニキビを見つけると気持ちもふさぎ込んでしまいます。
ニキビの悩みは若者だけではありません。毎日きちんと顔を洗っているのに、やっぱりにきびができてしまうという人も少なくないのではないでしょうか。
顔の中の目立つような場所ににきびができてしまうと人前に出ることも気が進まなくなりますし、化粧も工夫しなければなりません。
アクネ桿菌という菌が、毛穴にいることを知っているでしょうか。
ニキビの始まりは、アクネ桿菌のいる毛穴が皮脂汚れなどで目詰まりを起こすことです。
毛穴から分泌されている水分や脂が、そこで凝って留まってしまうのです。
汚れが詰まると、アクネ桿菌も一緒に詰まってしまうことになります。
脂肪を栄養分とし、アクネ桿菌が増えてしまい、皮膚が炎症を起こす物質を作り出してしまうのです。
皮膚が炎症を起こし、化膿して、にきびができるのです。
にきびの予防には毛穴の中の皮脂汚れもきちんと落とす必要がありますので、正しい手順での洗顔をしているかどうかが重要になるのです。
目では確認できないような脂汚れを残したままでは、頻繁に顔を洗っているという人でもにきびを消しきれないこともあるようです。
ただし、ホルモンバランスや食習慣、生活習慣、ストレス、個人の肌質などでもにきびが発生することがありますので、理由は洗顔だけではありません。
正しい洗顔をして、清潔にしている人でも、にきびができてしまうこともあるのです。
正しい洗顔でにきびを予防する
皮膚を清潔に保ち、アクネ桿菌が増えるような脂肪やゴミを毛穴に残さないようにすることがニキビの予防になります。
お肌ににきびができてしまわないように、日々の洗顔を怠らないようにしましょう。
洗顔で汚れを落とすことがニキビの予防効果大です。
お肌のコンディションを良好にしておくには洗顔が第一ですので、ニキビ体質でない人手も、適切な洗顔を毎日続けることは重要です。
にきびを予防する正しい洗顔方法は、まずヘアキャップやタオルを利用して、髪が落ちてこないように、しっかりまとめます。
髪の生え際は汚れがたまりやすい場所ですから、しっかり洗顔しないと、にきびができやすいのです。まずは念入りに手を洗います。
きれいな手で顔を洗えるようにしてください。
より洗顔効果を上げるためには、蒸したタオルで顔を包んで皮膚に十分に蒸気をあて、毛穴を開かせることです。
1日1回くらいはこの行程を入れてください。
大きな汚れを落とすために顔の隅々まで濡らし、ぬるま湯で顔をすすいでから、泡立ちネット等で作った泡を顔に乗せていきます。
顔全体をマッサージするように泡を伸ばしていき、額、こめかみ、鼻、小鼻のまわりから洗っていきます。
特にTゾーンは念入りに洗う必要があります。
続いて首筋、顎、頬の広い部分をそっと洗い、最後に入念に泡を落としていってから、吸い取りのいいタオルで拭きます。
普段何気なく行っている洗顔ですが、蒸しタオルや素洗いは省きがちではないでしょうか。
にひぎのないきれいな肌になるためには、面倒がらずにきちんと顔を洗う習慣をつけることが基本ですので、地味ですが続けていきましょう。
にきび洗顔の注意する点
毎日適切な洗顔で清潔な肌を維持することが、にきびと縁を切る最もいい方法です。
とはいえ、洗顔手順が間違っていなくても、洗顔剤の選択や洗顔回数を間違うと、お肌に負担がかかります。
肌の状態をよりよく保つためには、1日の洗顔回数を2回から3回程度に留めておき、洗いすぎないようにします。
何度も何度も顔を洗っていると、ながされた分の脂質を補うために皮膚が過剰に脂質を出すようになり、にきびの原因が拡大してしまいます。
朝と夜の2回に行えば十分なので注意しましょう。
毎日行う洗顔ですから、使用する洗顔料も考えなければなりません。
お肌に毎日つけるものである以上、自分の肌の性質に合致した、ちょうどいい洗顔剤を見つけるようにしましょう。
にきびができて、化膿してしまっている肌に、刺激を与えてると、にきびだけでは治まらず、他の肌トラブルも招いてしまいます。
肌は季節によって皮脂の分泌量が違うので、夏と冬とでは、洗顔料を変えてみる事にも注意してみましょう。
特に冬場は空気が乾いているため肌も乾燥しやすく、汚れを落とすだけでなく肌に水分を与えられるものを選ぶ必要があります。
顔を拭くために使うタオルは、水分の吸水性がよく柔らかいものにしてください。
擦らなければ使えないタオルは肌にダメージがいきかねません。
角質層は本当に極薄で、0.07~0.2ミリしかないのです。
どんなに上質なタオルでも、拭く行為によって肌を傷めているのです。
適切な洗顔方法を身につけることで、洗顔を通してにきび予防、にきび解消に取り組みましょう。