にきびの種類とにきびケアの基本
医療の分野では、にきびのことを尋常性挫創といいます。
どういったケアをすべきでしょう。
にきびは毛穴の詰まりからくる炎症です。
毛穴は分泌物が常時出ていますが、皮脂などで毛穴が詰まり、汚れが溜まって炎症を起こすわけです。
にきびができやすい場所は、顔だけではなく、背中や胸や肩など、分泌物の多い場所となります。
ただし、にきびというと普通は顔にできた尋常性挫創のことを指します。
にきびには白、黒、赤、黄色の4種があります。
これらはにきびの状態によって異なっており、早めにケアをすることが大事です。
一番最初の段階が白にきびです。
目立たない状態ですが、早いうちからのケアを大事にしたいものです。
黒にきびは、白にきびを放っておくと起きるものです。
毛穴の皮脂汚れが黒っぽく酸化して、ブツブツとした黒い粒になって目に見えるようになったにきびです。
黒にきびのケアが十分ではなかった時、黒にきびより症状が進んで赤にきびと呼ばれる状態になります。
赤にきびは、黒にきびが炎症を起こした状態で、痛みや痒みを伴うことがあります。
さらに赤にきびが進行すると、黄色にきびとなり、膿を持った状態になってしまいます。
赤にきびや黄色にきびの状態まで進んでしまうと、簡単なにきびケアでの状態改善は思うようにいかなくなります。
普段からのスキンケアと早期対応によって、先手を打ったにきびケアをしましょう。
洗顔でにきびケア
にきびに気がついたら早い段階でにきびケアをすることが大切です。
汚れや皮脂がいつまでも皮膚にこびりついていないよう洗顔で肌をきれいに保つことがにひぎケアの第一歩ですが、洗顔回数は適度に留めましょう。
頻繁に顔を洗いすぎると、結果として肌によくなかったり、油分の過剰分泌を促す結果になってしまったりします。
朝晩の洗顔と、汗をかいた時は日中に1度くらいが適当な洗顔回数です。
肌や外気のコンディションは年間を通して同一というわけではありませんので、夏と冬とで使用する洗顔料を切り替えるというやり方もあります。
効果的なにきびケアを目指すには、肌質に合う洗顔料を使うことも重要です。
洗顔時にはヘアキャップやバンダナで髪をまとめ、額や顔に髪がかからないように注意します。
にきびケアには、顔の隅々まで洗う必要があります。
髪の生え際はにきびができやすいので、洗いやすいようにしておきます。
髪を束ね終えたら、手をよく洗って汚れを落としましょう。
その後、暖めたタオルなどを顔に数分あてて皮膚を温め、十分に毛穴が開ききってから洗顔を開始します。
毛穴が開いたことを確認してから、まずはぬるま湯だけで顔を洗います。
額から目じり、小鼻と皮脂の多い部分から洗っていくとにきびケアに効果的です。
大きな泡を作り、その泡で顔を触る要領で洗っていきます。
洗い上がったらぬるま湯でたっぷりとすすぎ、生え際などに泡を残さず何度も洗います。
タオルを使うときは絶対に顔をこすらず、押さえるように水気を取ります。
にきびケアと化粧品
化粧品とにきびケアについてご説明します。
顔ににきびが出来てしまうと、にきびを隠したいがために、いつも以上に念入りに化粧をしてしまうということがよくあります。
厚い化粧は、さらににきびを悪化させてしまうことがあるでしょう。
厚く塗られたファンデーションのせいで毛穴が埋まり、にきびケアの上では逆効果なのです。
ベストなのは、にきびケアのためには化粧をしないことなのですが、化粧をしないでいられる女性はほとんどいないのではないでしょうか。
化粧品の使用を中止するか、できるだけ薄めの軽い化粧をするように、にきびができてしまった時は工夫してみましょう。
使用する化粧品ですが、にきびケア中は油性のファンデーションなどは毛穴に埋まり易いので、パウダータイプなどのサラッとしたものがおすすめです。
油性の化粧品は落としにくいので、洗顔もしっかりとするようにします。
ゴシゴシと顔を洗って、にきびのケアのためにしっかりメイクを落とそうとしてしまうと、肌に負担をかけるだけです。
まったくにきびケアにはならず、にきびがさらに悪化しかねないといえます。
アルコール分の入っている物は、メイク落としなどの化粧品を使う場合は避けるようにしましょう。
アルコール分は肌に余計な負担をかけたり、にきびの状態が悪化している時などは痛みを伴うこともあり、にきびが刺激され、症状を悪化されることもあります。
基本的には、にきびケアのためには化粧品を使用しないことです。
化粧をする場合は、軽く薄く、そして出来るだけ速く、丁寧に洗顔するようにしましょう。