サーマクール効果とは
お肌のお手入れには、サーマクールも効果的です。
そもそもサーマクールとは、美容最新国のアメリカで非常に話題になっている、しわやたるみの治療器のことを言います。
今まで、しわやたるみ対策効果があるものとしてはフォトフェイシャルやレーザーでしたが、サーマクールはそれらに次ぐ新しい技法です。
これまで、レーザー装置やリフトアップ手術が、しわやたるみ対策の定番ともいえる方法でした。
これに対して、サーマクール効果にはラジオ波を使用します。
レーザーより長い波長のラジオ波は表皮の奧の真皮層や筋肉層までまっすぐに届き、温度を高めて血流を向上させたりコラーゲンの生成作用を高めたりします。
サーマクール効果は、肌の引き締め以外にも、胸やお尻など全身のボディバランスの引き締め効果や、にきびケアにも使われています。
高周波を肌に照射するため、サーマクールはペースメーカや除細動器を使っている人は利用できません。
金属を埋め込んでいるという方もやめた方がいいでしょう。
お肌に化膿部分や傷がある方や、感染症などの皮膚疾患がある方も控えた方がいいでしょう。
この他、サーマクール効果を得る前に医師の確認が必要な方は心臓に問題がある人や懐妊中の人、体質的にケロイドができやすい方などです。
サーマクールの器機は医師なら誰でも扱えますが、専門の訓練を受けた、器機の扱いに長けている人には認定証が出されていますので、認定証を持つ医師から受けることで技術力の心配なく施術を受けられます。
若々しい肌を維持するために、サーマクールを有効活用してください。
サーマクールの効果
たるみやしわの気になる肌にサーマクールをすることによって、即効性のあるリフトアップ効果と時間をかけて現れてくる効果です。
施術をしてから3ヶ月~4ヶ月後で肌への変化はピークになり、その状態が3ヶ月~半年は維持されるという流れがサーマクールの特徴です。
サーマクールの効果が最大になる頃に、2回目の治療を受けると、より一層効果の持続が期待できるそうです。
サーマクール治療によって肌に引き起こされる効果としては、皮膚が引き締まることによってたるみやしわだけでなく、毛穴の開きなども解消されることです。
コラーゲンの継続的な生成がサーマクールによって起こるので、小ジワ、毛穴の開き、にきび跡が改善されます。
皮脂腺の縮小によって、にきび、脂性の肌が改善されるのもサーマクールの治療効果です。
成人してから50代くらいまでの男女が、サーマクールに適しています。
肌の表面を突き抜けて深部までサーマクールの高周波は作用しますので、肌荒れなど表皮へのリスクが少なく済みます。
お肌の外見に悪影響がないよう、肌にダメージを与えずに真皮層部分に作用するという仕組みなのです。
サーマクールは、日本の厚生労働省にあたるアメリカの公的機関であるFDAにも、安全な美容治療機器として認可されているそうです。
FDAの審査はとても条件がきつく、その審査に通過したサーマクール治療の安全性がわかろうというものです。
しわやたるみ対策には、効果の持続時間が長く、人体へのデメリットが少ないサーマクールを上手に活用してください。
サーマクールの注意点
サーマクールなど効果の高い美容治療を行う場合、全くのノーリスクとはいきません。
それはどんな美容施術も同様といえます。
デメリットを可能なかぎり小さく済ませるために、施術前に必要な対応策を整えておくといいでしょう。
基本的にサーマクールは安全性や信頼性の高い方法です。
極端なケロイド体質など患者側の体質に問題がある場合を除けば、肌に悪影響が出ることはほとんどないと言われています。
ですが、ごくまれにトラブルも発生します。サーマクール治療後にこめかみが沈没したという方もいます。
また、サーマクール治療の効果があまり出なかったからと、比較的すぐに2度目の治療を施したところ、結果的に大幅に肌がつり上がったという例も存在します。
このような問題は、カウンセリングや症例の確認に問題があった例ということになります。
肌のやけどができたようになり、1カ月ほど治らなかったという症例もあります。
とはいえ、サーマクールで発生した肌の赤みについては、1カ月程度で収まるものが大多数だという調査結果も出ています。
レーザー脱毛やピーリング治療でも、人によってはある程度は肌が赤くなるようですから、程度の大小はあるもののどんな方法にも発生しうるものと思ってもいいでしょう。
効果の現れ方には個人差があり、どんな人でもサーマクールで見違えるというわけではないようです。
サーマクールが向いているかどうかの判断は、予測はできても、最終的には照射しないと分からないのです。
あらかじめカウンセリングを受けてサーマクールについて知り、わからない部分や考え得る状況については医者からよく話を聞いておくことです。