コンドロイチンが不足すると
体内でコンドロイチンが不足してくると、いろいろな症状を引き起こします。
食事で摂った栄養素は、腸から血管に入り、コンドロイチンとコラーゲンの層を通過しながら各細胞に届けられる、という仕組みになっています。
コンドロイチンとコラーゲンの層がやわらかさを失っていると、栄養素は通過時に各細胞にしっかり行き渡らず、体の細胞を老化させてしまうことになります。
コンドロイチンとコラーゲンの層を通過するのは細胞にある老廃物も同じで、その後排出されます。
それでコンドロイチンの不足は、体全体の新陳代謝を悪くすることにつながります。
コンドロイチンが足りていないと、軟骨はその弾力性、保水性を失い、それで関節痛を起こすことにもなるのです。
コンドロイチンは成長期は体内でも生成されているのですが、25歳をピークにコンドロイチンの体内生成量はだんだんと下降していきます。
コンドロイチンの体内生成量が低下してくると老化が始まり体のあちこちにトラブルがおこってくるのです。
コンドロイチンが不足しているかどうかは、耳を触るとわかります。
本来とてもやわらかい外耳は、軟骨でできていますが、この外耳が硬いとしたら、それはコンドロイチンが不足していることが原因なのです。
肌だけではなく、頭皮や関節など全身の老化に影響を及ぼすのがコンドロイチンの不足です。
自分なりに普段から意識してコンドロイチンの不足をチェックしてみて、早めの対策で体のトラブルを未然に防ぎましょう。
関節痛や神経痛にはコンドロイチンを
コンドロイチン摂取のための方法として、サプリメントを利用するというやり方があります。
コンドロイチンのサプリメントは薬局やインターネット通販などで手に入り、価格は一瓶8000円ほどです。
関節痛や神経痛、五十肩や腰痛などには、コンドロイチンのサプリメントがよく効くと言われています。
コンドロイチンは、骨と骨の間で緩衝材のような形で働くため、関節部をなめらかに動かすことで、関節痛のつらい痛みを緩和するのに効果があるとされます。
神経痛は、関節を覆っている膜のような部分が傷つき、それによって神経が刺激されることで生じていますが、この膜状組織が傷ついた場合にコンドロイチンが働くことで修復を促進することができるとされます。
五十肩の原因は、肩の関節部の周りが炎症を起こすことです。
コンドロイチンは肩関節がもっている外力への抵抗力を保ち、変性を防ぐことで、肩関節周辺の炎症を抑えてくれます。
腰痛にもコンドロイチンの摂取は効果がありますが、これは椎間板に水分が補給されることで、腰痛の原因の一つとなっている椎間板の柔軟性の喪失や、椎間板の骨化を防止する効果があるためです。
コンドロイチンは、腰痛や関節痛など、大変つらい痛みを緩和できるとされていますが、そのために大事なのは飲み続けることです。
加齢によって、コンドロイチンの体内量は不足しがちになっていきます。
コンドロイチンそのものは、体内で作り出すことが難しい物質です。
このため、コンドロイチンは持続的に摂取することが肝要であるとされ、サプリメントを利用するのが最もやりやすいと言えます。
コンドロイチンのサプリメントが注目されている理由
コンドロイチンに対する注目や関心は高くなってきており、コンドロイチンのサプリメントがたくさん販売されるようになってきています。
コンドロイチンのサプリメントに関心が集中するのはどういう理由からでしょうか。
少子高齢化社会となってゆく日本の社会は、高齢者の数が増える方向にあります。
しかし、これからの日本で大切なのは介護される人を減らすこと、増やさないこと、高齢者が元気でいることなのです。
これからの日本の目標として考えられるのは、病気や怪我の期間をできる限り短くしてゆくことです。
老人が寝たきりと言われる状態に陥る理由として、骨折や関節症などがあげられます。
骨折することで歩行が難しくなってしまい、それを契機に要介護の状態になってしまうのです。
骨折により出歩くことが困難になると認知症など症状が出てくる場合もあるのです。
コンドロイチンのサプリメントを利用すれば、高齢になってもなお自分自身の足で元気に行動できるように、自身の骨や関節を守ることができます。
コンドロイチンのサプリメントは、高齢化が進む日本にあって、年を取っても元気でいられることから注目されているのかもしれません。
コンドロイチンの摂取については、肥満の心配がぬぐえない食品による摂取ではなくて、サプリメントを利用して必要な量を摂取するという方法がおすすめです。
コンドロイチンのサプリメントを上手に使うことで、関節痛や骨折の予防を心がけ、老後の人生を介護不要のものとしたいものです。