グルコサミンを摂取する方法
グルコサミンを摂るためには、食事で摂ることがなかなかむずかしいので、健康食品やサプリメントから摂ることになります。
サプリメントは飲みやすくするように、ほとんどが錠剤になっています。
通常摂取するべきグルコサミンはどれくらいなのでしょうか。
その人の体重から換算して、54kg以下の人であれば1日1000㎎、55~90kgの人ならば1500mg、それ以上の人は2000mgのグルコサミンを摂るといいといわれています。
また胃に不快感を生じることがごく稀ですがあるので、食事と一緒に摂取する方法がよいでしょう。
どれくらいの間グルコサミンを飲むといいかは、その症状によって異なってきます。
仮に軽度の関節炎とすると、1ヶ月間くらい飲み続けると、症状はかなり回復するでしょう。
正座ができなくなったなどの中程度の関節炎であれば3ヶ月程度はグルコサミンを摂取するようにします。
それよりさらに症状が重い場合には、半年から1年くらいグルコサミンを飲み続けることが望ましいでしょう。
また関節炎の症状が良くなったらもうグルコサミンを摂取するのを辞めてもよいのかどうかですが、摂取をやめると数週間でまたもとに戻ってしまうことがあります。
完治したとはっきりわかるまでは、痛みがなくなってからも半量のグルコサミンをしばらくは飲むようにするといいでしょう。
関節炎などの痛みから少しでも早く開放されるように、グルコサミンを正しい方法で摂取するようにしましょう。
グルコサミンの副作用について
グルコサミンはある程度長い期間摂取しなければ効果が得られないものですので、副作用が心配な人が多いかもしれません。
実際、グルコサミンには副作用というものがあるのでしょうか。
一番出やすいとされているグルコサミンの副作用は下痢や便秘など消化器系のものです。
グルコースと似通っているという点から、糖尿病の人はあまりのみ過ぎないほうがいいとも言われています。
けれども実際は、そう実例が報告されているわけではないようです。
ただし糖尿病の人が本当にグルコサミンを摂取するのであれば、医師に相談したほうがいいでしょう。
ある調査の結果によると、副作用といえるものとして吐き気、胸焼け、そして胃痛、消化不良などがあげられたようですが、たいした程度はなかったようです。
それから胃潰瘍がある人や妊娠中の人は、念のため医師に相談してからグルコサミンを摂取したほうがいいでしょう。
できれば食事と一緒、もしくは直後にグルコサミンを飲むようにするといいでしょう。
グルコサミンはもともと身体に存在する成分なので副作用はほとんどないのですが、カニやエビなどの甲殻類が原料となっているため、これらにアレルギーがある人は気をつけたほうがいいでしょう。
このようにほとんどが胃に不快感を覚えるというような副作用ですが、1~3週間もすれば治るもので、仮に大量にグルコサミンを摂ってしまったとしても毒性のあるものではありません。
今までの関節炎治療に使われていた薬と比較しても、グルコサミンはぐっと安全になっているということができます。