アメリカのサプリメント口コミ事情
日本では健康のためサプリメントを摂取している人はたくさんいます。
日本よりもたくさんサプリメントが利用されていて、サプリメント王国と言われているアメリカのサプリメントの口コミ事情のついて調べてみました。
20歳以上のアメリカ人のうち、常にサプリメントを活用しているという人は実に60%に達しています。
年間2兆円にも達する売り上げをアメリカ国内のサプリメント市場は叩き出しています。
なぜこれほどまでにアメリカ人はサプリメントを購入するのでしょうか。
前提として、生活習慣病を気にしているアメリカ人はとても多く、そして2割が肥満体であるという事実があります。
病気を回避するにはどうすればいいかという知識などに関しては、アメリカの方が日本より関心が高いようです。
アメリカの医療保険は日本のように国が行っているのではなく、民間の保険会社に各自で加入しています。
20%~30%の米国人は民間の医療保険には加入していませんが、これは加入にそれなりの費用が発生するためです。
そんな状況下で、保険に入っていない人が医者にかかると医療費はかなりのものになります。
病気にならないよう注意するということは、病院にかからず費用を節約することにつながるのです。
健康を保つことや病気の予防にサプリメントを使うという考え方は、アメリカから日本に渡って定着しつつあります。
日本も食事の変化などで肥満に悩む人が増え、健康への関心が高まっています。
いつか日本もサプリメント大国となり、アメリカと同じように健康のためにサプリメントを盛んに用いる国になるのかもしれません。
日本のサプリメント口コミ事情
今後、日本のサプリメント市場はどのようになっていくのでしょう。
日本では、サプリメントによる健康被害が大きく分けて2つのパターンで起こっている事も事実のようです。
その一つは、利用する側にサプリメントに関するきちんとした知識がなかったことによって、適正でない利用方法により健康を害してしまったというものです。
もう片方は、サプリメントの製造側の問題です。宣伝の文章に紛らわしい内容があったり、商品の解説や効能書き、注記に中途半端や問題があり、そのためにサプリメント使用に不都合が生じた場合です。
日本でサプリメントは医薬品の様な国の厳格な基準が無く、製品の優劣はすべてメーカーのモラルに委ねられています。
欧米と比較すると、日本ではまだ消費者に対するメーカー側の情報開示が浸透していません。
そういった事情もあり、購買側が正しくない理由でサプリメントを扱っていることもあります。
日本では、サプリメントを選ぶ際の基準に口コミ情報や雑誌・チラシに書かれている広告を用いる人がほとんどです。
購入する側が健康管理をする高い意識を持っており、サプリメントに向ける目も自然と鋭くなるアメリカでは、ごく当たり前のように販売側のモラルも上がっていきます。
消費者が安心してサプリメントを利用出来るというサプリメントの口コミ事情が成り立っているようです。
今後、日本のサプリメント市場がアメリカのように発展し、消費者の元に届く情報も信頼度をあげていくためには、使う側が病気予防への関心を持ち、メーカー側にモラルを求めていくことが必要でしょう。
サプリメントのくちコミ情報を調べる時は、くちコミだけでは手に入らない知識を得た上で自己判断をすることが大事です。
サプリメント口コミの信用性
サプリメント成分についての正しい知識をエンドユーザーが持とうとしない限り、サプリメントで健康を維持することは困難です。
サプリメントのあいまいな表示や誇大広告、口コミだけに惑わされない、サプリメントに対する確かな目を持つ必要があります。
日本には、日本サプリメント評議会という組織があります。ここでは医療従事者、製造メーカー、一般消費者に対してサプリメントの情報提供を行い、安心、安全なサプリメントを目指しています。
医療関係者やその分野のスペシャリストによるサプリメント分析評価が行われ、その製品は安全面で問題はないか、有効性はあるのかなどを解析されます。
そして、評価の結果がよかったものに対して評価サプリメントとして紹介しています。
この評価サプリメントという考え方は、ある意味において口コミに相当するのではないでしょうか。
日本サプリメント評議会による評価サプリメントは、サプリメントの購入、摂取についての責任を負うものではありません。
さらに、このサプリメントを購入するようにと勧めているものでもありません。サプリメントを選ぶ時は、どういった口コミ情報を探すべきでしょう。
ひょっとしたら、最も信頼性の高い口コミ情報とは、自分で下した情報に他ならないかもしれません。
サプリメントや栄養成分についてのきちんとした知識を持った上でなければ、口コミ情報から知りたいことを知ることは難しいでしょう。
適切なサプリメントを選び出すためには、くちこみだけに依存せず、多方面から情報を得てジャッジできるようにしたいものです。