栄養素が不足する妊娠中のサプリメント
妊娠中の栄養補給に用いるサプリメントには、どういったものが適しているでしょう。
妊娠中に摂取するといいサプメントは、ビタミンA、B1、B12を配合したものなどです。
妊娠中のビタミンA不足は、赤ちゃんの目に泌尿器系によくない影響が出ることがあります。
ビタミンAサプリメントを選ぶ場合には、原料にも着目してください。
植物由来のβカロチンからならいいのですが、動物由来のレチノールからのサプリメントは、逆に悪影響が出ることもあります。
ビタミンB1サプリメントも妊娠中には欠かせないものです。
ビタミンB1が妊娠中に不足すると、眼球運動障害や運動失調を引き起こすウェルニッケ脳症や、糖代謝障害になる原因になることがあります。
嘔吐が激しくて食事があまり出来ない時は、積極的にビタミンB1を摂取しましょう。
胎盤早期剥離や妊娠中毒症、貧血などにならないよう、妊娠中にはビタミンB12を取り入れることも重要です。
B12サプリメントは、妊娠中に貧血が酷いという人に摂って欲しいサプリメントです。
体内に取り入れられた色々な栄養素の作用によって、血液内の赤血球は作られます。
その中でも正常な赤血球の形成に大きな助けとなるのがビタミンB12なのです。
たんぱく質の合成や神経の働きにも関わる大切な栄養素でもあります。
妊娠中の体調や食生活に注意して、足りない分はサプリメントでしっかり補ってあげましょう。
妊娠中にはビタミンCやカルシウムのサプリメントを
サプリメントでビタミンCやカルシウムを取り入れることは、特に妊娠中には大きな意味があります。
まずはビタミンCサプリメントです。
対象は母体で、ビタミンCが不足すると体に害を与える活性酸素が増えてしまいます。
ビタミンCが特に重要な時期は、妊娠中でも早産の危険性がある妊娠中期以降です。
ストレスによる身体不調の改善のためにも、抗酸化作用の強いビタミンCが欠かせません。
しかしビタミンCは水に溶けやすい水溶性で熱に弱い性質も持っている為、なかなか上手く摂る事が難しいのです。
例えば、ローズヒップサプリメントはビタミンCが多いので、効果的に天然のビタミンCを体内に取り入れたいときにおすすめです。
サプリメントでビタミンCを摂取するだけでなく、ローズヒップはハーブティにしても美味しく飲むことができます。
カルシウムサプリメントも妊娠中には役立つます。
カルシウムは、成人の体内には体重の約2%ほどが存在しています。
それらは主に歯や骨の主要な部分となっています。
そのカルシウムで体のカルシウムの状態を調整しているため、少しでもカルシウムが少ない状態になると骨粗しょう症になりやすくなるのです。
幼い頃にカルシウムが足りないと骨が弱くなります。
骨粗しょう症は年配者だけの症状ではありません。妊娠中のカルシウム摂取は重要ですので、食事やサプリメントで十分摂ってください。