プロテインはたんぱく質サプリメント
たんぱく質の効率のいい取り入れ方に、サプリメントを使うという方法があります。
最近は健康ブームが続いており、栄養補助食品や健康食品の販売量や種類は増加し続けています。
数ある健康関連商品の中でも、サプリメントは健康な身体作りのメジャーアイテムといえます。
ひと口にサプリメントと言っても、その種類は豊富。
そんな多種多様なサプリメントの中に、たんぱく質のサプリメントもあります。
ただし、サプリメントでたんぱく質を摂取したいと思っても、「たんぱく質サプリメント」という商品を探してもほとんどありません。
人によっては、たんぱく質のサプリメントという商品が思い浮かばないということもあるようです。
たんぱく質を取り入れるためのサプリメントはごく当たり前に販売されています。
プロテインを多く含むプロテインサプリメントなら、そこそこ有名なサプリメントです。
スポーツ選手のドキュメンタリー番組などでは、訓練中のスポーツ選手がプロテインを液体に溶かして摂取しているというシーンがあります。
プロテインと紹介されていることが多いですが、それがまさにたんぱく質を体内に取り入れるために使っているサプリメントです。
たんぱく質を英語で表すと、プロテインです。
サプリメントでたんぱく質を補充するという話を聞くことがほとんどないのは、たんぱく質を摂取するために用いるものがプロテインサプリメントだからでしょう。
たんぱく質サプリメントはアミノ酸で
たんぱく質のサプリメントは、違う名称で呼ばれることがあります。
人の体は60%が水分で、残りは半分の20%がたんぱく質、10%が脂質、その他の成分10%から成っています。
水分の次に多い成分がたんぱく質です。筋肉、皮膚、内臓など、体のあらゆる部分はたんぱく質でできているのです。
20種類のアミノ酸がたんぱく質を形作っており、そのうち9種類は必須アミノ酸という、体内では合成できない成分となっています。
たんぱく質の生成が何かで阻害されているような場合、体内でのアミノ酸が欠乏気味で合成作用が働きにくいことがあります。
必須アミノ酸は体で合成することができないので、食べ物やサプリメントで摂り入れる必要があります。
たんぱく質は、アミノ酸が酸アミド結合という繋がり方で鎖状態になっている形の物質を指しています。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されてから、筋肉、皮膚、内臓などを作ります。
こういう言い方をすると、何となくわかることがあるはずです。
そのため、アミノ酸サプリメントはたんぱく質を補うものといえるのです。
サプリメントでたんぱく質の欠乏をフォローしたい場合、たんぱく質サプリメントよりアミノ酸サプリメントの方が効率かいいのは、たんぱく質の分解作用が必要ないためです。
従って、たんぱく質を体内に取り入れたい場合は、たんぱく質サプリメントではなくアミノ酸サプリメントを用います。
スポーツやトレーニングにはたんぱく質サプリメントを
どういう形で、たんぱく質サプリメントを活用すればいいものなのでしょう。
1日に必要なたんぱく質の量の目安は決まっていますが、スポーツ選手や激しいトレーニングに打ち込んでいる人は、より多くのたんぱく質が必要だといいます。
激しい運動によって筋肉に過負荷をかけた場合、日々の食事だけで取り入れたたんぱく質の分量では、体内に必要なたんぱく質量に足りないという問題が出てくるためです。
筋肉の増量を目的として激しい運動を行っている場合などは、筋肉の材料となるたんぱく質を、プロテインの形で摂取するといいでしょう。
体に適度な負荷をかけて筋肉を作り出しやすい状態を作るには、プロテインサプリメントなどでたんぱく質を摂取するといいのです。
同じことは、アミノ酸サプリメントにもいえます。
持久力を高め、疲労を回復し、筋肉量を増量するアミノ酸は、スポーツ選手にとってとても大事です。
中でも、必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンをサプリメントで取り入れたいところです。
この3つを合わせてBCAAアミノ酸といい、他と区別しています。
必須アミノ酸は体では合成することのできないアミノ酸です。
BCAAはアミノ酸サプリメントを上手に摂取することで取り入れることができるので、運動をした後の効果を効率的に活用できるのです。
このように、たんぱく質のサプリメントは、スポーツやトレーニングをしている人にとって大変役に立つサプリメントになっているのです。