カルシウムはサプリメント成分の中でも人気が高い
健康な体になるには、カロリーを摂りすぎないように注意する一方で、様々な栄養をまんべんなくとることが重要ですが、言うほど簡単な話ではありません。
最近では、食事だけでは不足している栄養素を摂取する手段として、サプリメントが盛んに使われています。
食事内容を工夫して、様々な栄養素を偏らずに食べることは、重視したいところです。
ですが、毎日残業に追われていて、食事の支度を自身で済ませられないという人もいますし、好き嫌いがはっきりしているせいで、栄養のバランスが偏りがちという人もいます。
サプリメントは、日々の食事だけでは不足しがちな栄養成分を補給できます。
食事で摂取しているカルシウムの量に不安がある場合は、食事はそのままで、カルシウムサプリメントをプラスします。
健康な体でいるために必要な栄養素には色々なものがありますが、例えばカルシウムは日常の食事で不足しがちな栄養素です。
成長期の子供や、丈夫な骨をつくるために、カルシウムは必須といってもいい栄養素なので、牛乳の摂取量を増やすなどして、健康増進に努めている人は大勢います。
カルシウムは、骨を頑丈にするためにはとても重要な成分ですので、子供でも、大人でも、欲しい栄養素といえます。
子供のうちは骨の成長にカルシウムはとても大事な役割を担っていますし、大人では骨粗しょう症対策になります。
年をとると、骨が蓄えていたカルシウムがどうしても少なくなってしまいます。
そのため、骨粗しょう症になりやすくなることから、カルシウムサプリメントが必要になるのです。
骨を健康にするためには、カルシウムサプリメントなどを積極的に使って、カルシウム不足を補うことです。
安心なカルシウムサプリメントの選び方
数ある栄養素の中でも、カルシウムは、日本人は摂取量が少ないことが指摘されています。
何らかの方法で対策をとることが求められています。食事だけで必要な摂取量を補うのは難しいので、サプリメントを摂取すれば、手軽にカルシウム不足を解消することができます。
カルシウムは身体に吸収しづらい栄養素ですが、サプリメントには吸収を助けるビタミンやアミノ酸が同時に配合されているものもあるので、効率的な吸収に期待を持つことができます。
色々なカルシウムサプリメントが販売されていますので、形状や、風味、価格帯などから、自分に合うものを選ぶようにしましょう。
カルシウムは高血圧や動脈硬化の予防や、緊張やストレスなどを防ぐ効果があると言われています。
自分に合うサプリメントを見つけることも大事ですが、品質や、信頼性など、確認したいポイントはいくつか存在します。
多くの人が利用しているカルシウムサプリメントは、吸収をサポートするマグネシウムがほどよく入っており、かつ、亜鉛やビタミンDの摂取もできるようなものです。
売れ筋の商品の中には、牛乳が苦手な方も利用できるように、お菓子感覚で摂取できるタブレットタイプのサプリメントなどもあります。
また公的機関が定めている商品など、品質の安全性を確かめることや、なるべく添加物が入っていないサプリメントを選ぶことが大切です。
サプリメントは、食事で摂取した成分とぶつかりあって、吸収しづらくなることがありますので、食後2~3時間の間をおくといいでしょう。
いくら健康のためだとしても、サプリメントの過剰摂取は副作用を引き起こす可能性があるので摂取量を守りましょう。
カルシウムのサプリメントを使う場合は、長く飲み続けられるよう、品質や、製造過程、配合成分などに注意しましょう。
カルシウムのサプリメントを利用した時の副作用について
健康のためにと、カルシウムのサプリメントを愛飲している人は大勢いますが、副作用のリスクを把握しているでしょうか。
適量なら体にいいサプリメントでも、たくさん飲み過ぎると体に悪影響を及ぼすことがあります。
体のためにいいと思ってカルシウムのサプリメントを利用していたところ、飲み過ぎで体調を悪くしてしまうということもあります。
高カルシウム血症は、大量のカルシウムを摂取しすぎて、身体が処理しきれなくなった時に起きます。
長期にわたって大量のカルシウムを摂取し続けた結果、血液中のカルシウムが多くなりすぎてしまうという症状のことです。
高カルシウム血症は、軽いうちは嘔吐感や倦怠感くらいで済みますが、症状が進むと吐き気がひどくなり、中枢神経にトラブルが起きたりもします。
サプリメントを過剰に摂取したことが原因で、尿路結石の症状が起きるという話も少なくないようです。
体内に欠乏している時は吸収率が高くなり、そうでない時は吸収率が下がるのが、カルウシムの特徴です。
カルシウムの摂取量は、どんなに多くても2300mg/日を上限とすることです。
それを守っていれば、ずっと飲み続けいていても、せいぜい尿路結石の可能性が少し高くなるくらいです。
とはいえ、牛乳を1パック毎日飲み続けたとしても、カルシウム摂取量は上限の半分くらいですので、特段心配することはありません。
現代の食生活を考えると、カルシウム過剰状態よりは、カルシウム不足を警戒するべきなのですが、サプリメントを利用すると、一気にカルシウムの摂取量がはね上がります。
サプリメントに含まれているカルシウムは多いので、例えば食事で摂取したカルウシムの量が多かったなと思ったら、サプリメントを控えるなどの調節が必要になるでしょう。