ハローワークによる仕事の紹介
仕事を紹介してくれる場所として最初に思い浮かぶのがハローワークではないでしょうか。
1990年に、職業安定所(職安)がイメージを明るくするためにつけた愛称がハローワークという呼び方です。
雇用保険などの手続きや、無料での職業指導や紹介を行っているハローワークは、厚生労働省の管轄で職業安定法に基づいています。
ハローワークには全国各地からの60万件近い求人情報があります。
ハローワークに行けば、仕事を探している人ならば誰でも、現在、仕事を持っている人でも、求人情報を知ることができます。
その他にも、仕事探しに役立つ様々な就業サポートサービスがハローワークでは行われており、就職セミナーなども無料で開催されています。
ハローワークの職員は求職者の就職に関する相談も受けてくれます。
どんな仕事をしたら良いのか悩んでいるときなどは、ハローワーク職員に相談することで、求職者にあった仕事をいくつか紹介してくれたりします。
もちろん、紹介されたからと言って、そこに応募しなくてはならいというものでもありません。
どの求人情報を出している会社に行きたいか決めたら、ハローワークは会社に紹介してくれます。
その際、相談窓口では、面接や書類作成に当たっての相談をすることもできます。
新しい仕事を探す必要に迫られたなら、ハローワークは就職活動に有益な情報が無料できるとても便利な場所です。
紹介予定派遣で仕事を探す
紹介予定派遣とは、正社員になることを前提に派遣先で最長6ヶ月間、派遣社員として仕事をします。
正社員として使ってもらいたい会社かどうかを、派遣される側は派遣勤務中に考えて決めることができます。
派遣社員として一定期間働いてもらうことで、会社サイドも、正規に雇うかどうかを判断できます。
紹介予定派遣会社は、期間終了時に派遣労働者と派遣先会社の考えを聞き、正社員の話が成立するかどうかを調べます。
正規雇用の話がまとまるのは、両者の意志が合致した時となります。
もしお互いのどちらかが正社員として雇用する話を拒否したなら、派遣の予定期間が過ぎた時点で終了です。
この制度を使うには、紹介予定派遣を行っている企業に申込んで登録させてもらいます。
紹介予定派遣の内容については担当者が説明してくれます。
そして、希望する業種や立地、条件に最も適した会社を調べて何件か提示してくれます。
最終的にどの会社に予定派遣を頼むかは、候補にあげてもらったものの中から希望に合うものを選択します。
会社の事前面接を受けて通過すれば、紹介予定派遣に行くことができます。
一般的な派遣業務では、事前の面接は行ってはいけないことになっているのですが、紹介予定派遣制度を用いる場合は事前面接ができます。
数多くある求人情報を一つ一つ自分で目を通し、採用されてみなければ会社の本質がわからないような状況で求職活動をするより、紹介予定派遣会社に登録すれば仕事を紹介してもらえ会社の様子見もできます。