ニートと就職活動
ニートという言葉が頻繁に使われるようになりましたが、10年以上前から使われているフリーターとはどのように違うのでしょう。
言葉自体はイギリスで生まれたもので、仕事も就職活動も職業訓練もしていない人のことです。ニートとフリーターは別のものとして区別されます。
フリーターは正社員にはなっていなくてもアルバイトやパートの仕事にはついており、生計を立てる手段を持ってはいます。
一方、ニートは何の仕事もしていません。
そして、手に職をつけるための勉強や就職に向けての努力もしていないのです。
ニュアンスとしては、よくないものとして国内でのニートは扱われています。
就職する意欲を失った若者やひきこもりを指し、マイナスのイメージが強いのです。
最近では社会問題化している現象であり、若者は働くつもりもなく就職活動をしたがらないということがあります。
その理由は様々ですが、労働意欲が奪われているという側面も存在しているようです。
イギリスでニートという言葉を使う時は、働いていない人を広く指し示しているだけのようです。
イギリスのニートはボランディアや育児に従事している人のことも指しますし、休職中や離職中の人も全てニートです。日本で捉えられているほどマイナスのイメージは無いようです。
ニートの就職活動のポイント
労働意志のないニートに労働意志を与えるには、求人情報が全てと言ってもいいのかもしれません。
新卒者を必要としている企業が多い中で、ニートが就職活動をするのは困難に思えますが、あきらめずに就職活動してみましょう。
面接は、就職試験で最も大事な瞬間です。面接に備えて自分のセールスポイントや弱点を知っておくと役に立つでしょう。
求人誌、新聞の折り込み、インターネット、ハローワークなどでしっかり情報を収集しましょう。
やる気を盛り立てるためにも情報収集は重要です。
今頑張っているという自信もわきますし、いい情報に巡り会えたならいうことはありません。
部屋の中に閉じこもっているよりは、外に出て活動することで外に視点が向き、独りぼっちという感覚は薄れていきます。
働く意味ややり甲斐を、肌身で感じることができるようになります。
就職活動に取り組みやすくするには、今はニートでもこの先どういう方面にいきたいかという認識を明確に持つことです。
しかしどんな仕事があるのか、どんな仕事をしたいのか、またどんな仕事が自分に合っているのか分からない人は、就職支援サイトなどで、職業適性診断を受けてみることをおすすめします。
これはニートの就職活動の重要なポイントです。
自分自身を客観的に判断し、長所や短所をしっかり把握できます。
長所を生かせる仕事に採用されることで、順調に働き続けることができるでしょう。
面接は、就職試験で最も大事な瞬間です。
面接に備えて自分のセールスポイントや弱点を知っておくと役に立つでしょう。
ニートの就職成功への道
ニートが就職活動をしていく上で、問題もいろいろあります。
例えば、採用面接ではあれこれと聞かれることがあります。
仕事をしていなかった理由とか、就職活動をしなかった理由などです。
また、これまで仕事をしていなかった人が急に働く気になっても、またすぐに退職するのではないかと思われてもいるようです。
採用の道を切り拓くためには、積極的に自分の意志を表明するべきでしょう。
会社としても、働く意志の強い人材を必要としていますから、とにかくスタート地点から新卒者に敵わないとは思わないことです。
就職活動をうまくやり遂げるためには、やってみたい仕事にはとにかく応募することでしょう。
今がニートだから、正社員は難しそうだから、と気を回してばかりでは何もできません。
たとえニートでも、求人条件に問題がなければ応募には全く差し障りがないわけです。
変に気を病まず、胸を張って申込みをしてみてはどうでしょう。
どんな境遇にあろうと、ニート期間が長かろうと職選びには関係ありません。
自分の望む仕事に応募し、心構えをしっかり持って出かけていきましょう。
何度でも面接の練習をして自信をつけましょう。
ニートを辞めるには、採用試験をくぐり抜け新たな会社で仕事をして生きていこうと思うことでしょう。
ものごとをポジティブに考え挑戦することが、成功には必要です。