結局なんだかんだ言っても女性はイケメンが好き。
男性が美人に目が行くように、女性だってイケメンに憧れているわけです。
しかし、街に出てもイケメンはいないような…
いわゆるフツメンならごろごろいるんだけど…
いえ、確かに一般ピープルの中にも芸能人なみのイケメンは生息しています。
雰囲気イケメンではなく、本当の顔のいいイケメンが。
さて今回はイケメンと付き合い続けるアラサー女性(Y子さん・32歳)にイケメンの生態などを聞いてきました。
「面食いです。昔からカッコいい男性にしか興味なかったですね。
付き合った人たちはみんなイケメンです」
なるほど。
イケメンが好きと言い切るY子さん。絶世の美人ではないけれど、なんとなくいい女風の雰囲気です。
「でも大変ですよ。イケメンは『自分大好き』ですから。
普通のルックスの男性だって『自分はまあまあいい男だろう』って思ってますよね。
なのでイケメンたちはものすごい自信過剰でもありましたね」
と回顧しはじめるY子さん。
「たとえば、年がら年中ヘアスタイルを気にしています。鏡に映る自分はもちろん、ショーウィンドーに映る姿は当然『自分だけチェック』ヘアスタイルが乱れてないか、表情はカッコいいか、いつも見ています」
ひぇ〜、めんどくさい!
「映った姿チェックはモデルばりの表情になってますよ。みんなそうでしたね」
自意識過剰な男は嫌いなのでなんだかちょっとそういうのは…
「ホテルに行った時に分かりますよ。鏡の前で長時間髪型をセットしてますから。
フツメンはちょっと部屋を出る時に見るくらいですが。
彼は女の私を押しのけて占領しますからね」
それは凄いですね…
「でも一緒にいるだけで自分もイケてきたように思えてくるんです。」
Y子さんは彼と歩いていて見劣りがしないように、いつも以上にファッションやヘアメイクに気を使うようになったそう。
「歩いているだけで注目を浴びるんですよ。自慢の彼ですから、『へんな女を連れている』と思われないように見た目に気を使いました。彼はそこまで求めていなかったみたいですけど…
ほら、基本自分が素敵だったらいい人ですから」
と笑うY子さん。確かに女っぷりはみごとに上がったという。
「そんなこんなで自分への投資のお金がかかりました。それと、彼の顔が妙に見たいときがあるんです。美しい顔が見たいという不思議な欲求ですよねぇ…」
とにかく顔が大好き、ずっと顔を見ていたいと思うほどだったらしく彼と会えない日でもひと目見たくて会社の近くで待っていたりしたとか。
「ストーカーじみていますよね。彼が給料日前でお金がない、と言っているときでも平気で私が全額奢ったりしていました」
それは引きとめておくとかではなく、単に奢りたいから出向いて行った…という感覚なんだとか。
そこまで行くとほとんど理解不能なんですが。
「でも同じ職場でなくて良かったです。同じだったら職場の女性たちにものすごく嫉妬してたと思います」
結局イケメンの彼氏とは長く続かずにお別れしたとか。
「疲れたんですね。女性のことで疑心暗鬼になって。
何もないのになにかあるに違いない!だってイケメンだから!
と熱くなってしまって。ある日突然もういいやって思ったんです」
それは“燃え尽きた”という状態の気持ちだったと語るY子さん。
その燃え尽きたというのがイマイチ分かりませんが…
「やるべきことをやった感ですね。人生が早く進んでいくのを感じました」
ほー。悟りの境地になったのですね。不思議。
そのあとはすっぱり別れたのだと言う。
イケメンはY子さんにとってなんですか?の問いに彼女は
「イケメンは花ですね」と一言。
花……難しい。
でもなんとなくですがわかる気もします。
しかし羨ましい限りです。
私も「人生の花と言われるようなイケメンと付き合ってみたいな」と思いました。