学生キャッシングの条件
学生を対象として行われるキャッシング融資を学生キャッシングといいますが、キャッシングとはどういう意味でしょう。
キャッシングは個人を対象としており、金融会社が少額の現金を一定利子で貸し付ける行為を指します。
キャッシングは基本的に担保も保証人もなくとも借りることができます。貸す側も大手の銀行から町金まで様々で、借りる側の返済能力に基づいて限度額が決まる信用融資です。
間違いなく本人であることをチェックした後、審査があります。
そして振込み等の方法により融資が行われます。これまでは、キャッシング会社に赴かない限りは審査を受けることができませんでした。
しかし近頃は無人申し込み機や、携帯電話やネットの普及によるオンライン審査が発展し、誰にも知られずにキャッシング融資を受けることが可能になっています。
何を学生キャッシングと呼ぶのでしょうか。
キャッシングの中でも、学校に通う人のためのキャッシングを学生キャッシングと呼びます。
学生で18歳以上の場合、クレジットカードを利用したいと思ったならば、親権者の承認により利用が認められています。
キャッシングの場合は満18歳では条件を満たしておらず満20歳以上でなければなりません。
そして、戸籍に男女の刻印が必要です。
では成人していればいいかというと、意味合いが異なります。
民法の成人は、20歳以下でも婚姻により成人扱いですが、キャッシングでは年齢を見ます。
学生であろうとなかろうと満20歳以上の男女がキャッシング可能という事になるのです。
学生専用キャッシング事情
対象としていない、学生を専門に営業している消費者金融です。
学生キャッシングは、保証人不要、学割金利、低金利、支払いの自由度が高いといった特徴があります。学生向けと銘打っているだけあり、学生に様々な便宜をはかっているのです。
ネットから申し込みを行い学生証をFAXすればほどなく振り込まれる、という学生キャッシングもあります。
学生時代に金融会社からお金を借りたことで就職活動に不利になったり、個人情報が利用されることはありません。
学生キャッシングの利用者は、大学、短大、予備校、専門学校に通っている学生であることが要件となります。
たいていの会社では、高校生は利用できません。
学生キャッシングは、金利が低い上に保証人いらずで、スピード審査が可能なありがたい存在です。
学生時代でもお金は色々必要になりますから、車購入や急な物入りの時に学生キャッシングがあれば助かるかもしれません。
ですが、収入が安定している勤め人の方が、学生に貸すより貸し倒れリスクが低いことは自明です。
この頃の学生向けキャッシングでは成約率が低くなっているようですが、それは小口とはいえ学生に融資したくないという会社が増えてきているのかもしれません。
どうしてもキャッシングが必要になったら、社会人になってもそのまま利用出来るクレジットカードや消費者金融等もお勧めです。
学生キャッシングの注意点
学校の周りで、キャッシング融資の小型のチラシが貼ってあることがあります。
違法業者が紛れ込んでいる危険があるので、融資を希望する学生はつけ込まれないよう気をつけましょう。
高金利で貸し付けられて返済が立ちゆかなくなるという状況もあります。
賃金業者は親権者の承諾なしに未成年者に融資をする事は禁じられています。
しかし裏を返せば親権者の承諾があれば、キャッシング出来る事になります。
ですが親には返済義務は通常生じません。親というのは子供が可愛いもので、良心を出し返済をしてしまう親も少なくはないでしょう。
子供が泣きついて来るかもしれません。
ここで、借入金の一部分だけでも肩代わりをして返済すると、親権者が契約を承認した扱いとなり返済責任が生じてしまいます。
子の作った借金を全額負担し返済するつもりならそれでも構わないでしょうが、それ以外ならいくら子供といえど借りたお金の返済には手を貸すべきではありません。
わずか10円でも肩代わりすると、その瞬間に親まで子に巻き込まれて債務に追われることになります。
キャッシング利用時には、他の選択肢を全て模索してからです。
手軽に借りることができるといっても、まだ学生のうちから安易にキャッシングを使う習慣をつけては危険この上ありません。
最初は軽い感覚で学生キャッシングに手をつけたとしても、それで自分自身だけでなく保護者の人生も一変しかねません。
返せるあてのない金額は絶対に借りないように心がけ、学生キャッシングを利用する際には返済計画を事前にきちんと立ててください。