キャッシングの返済方法について
キャッシングの返済の方法には3つの種類があるようです。
キャッシングの返済方法の中で元金均等方式というものがあります。
これはキャッシングによる借入額を返済回数で割った金額に毎月の利息を加え、その合計を毎月返済していくというやり方です。
ローン残高が減れば利息も減っていき、毎月の支払額も少なくなっていくのが特徴なのが、この元金均等方式というものです。
毎月の利息は残高に対する利息だからです。
この元利均等方式によるキャッシングの返済方法は、元金返済分と利息分を一定額に設定して借金を返済していくというものです。
このような元利均等方式の場合は、毎月の支払額が一定になります。
すると返済計画がしやすいかもしれません。
ただし毎月の支払額は一定でも、元金返済分と利息分は、ローン残高によって変わっていきますので気をつけましょう。
もうひとつ、リボルディング方式というのが、通称リボ払いと呼ばれる返済の方法です。
毎月の支払額をまず最初に一定に定めるので、返済回数がキャッシングの利用金額によって決定します。
ということは、借入残高にかかわらず毎月一定の金額を返済するというやり方になるのです。
リボ方式は数種類の返済方法に分類する事が出来ます。
元金定額のリボ方式は、月々1万円の返済でしたら、1万円プラス金利分が支払い額になります。
借入残高によって金利分は変わって生きます。
月々の支払額に元金プラス金利分が含まれているのが、元利定額のリボ方式というものです。
この方法ですと、月々1万円の返済でしたら、ぴったり1万円ずつ返済していけば良いのです。
残高スライドのリボ方式は、借入残高が大きくなるに従って、毎月の返済額も大きくなる変動方式です。
キャッシング返済時の利息の過払いについて
大事なことはキャッシング返済時に、利息の過払いにならないように注意することです。
知らないうちに、キャッシング会社に利息の過払いしているということも無いとはいえません。
一体どのような事を利息の過払いというのでしょうか。
利息の過払い金返還の請求を、利息制限法で定められている年率15~20%の利息利率を超えている場合にはすることが可能です。
過払いした金額についてその金融業者に、利息制限法を超える利息を払ってしまっている事に気づいた時点で請求する事が出来る権利を誰でももっています。
さらに長期取引による利息の過払いというパターンもあります。
約5~8年以上と、取引期間が長期に渡る場合には、利息の支払いもその分多くなります。
しかし利息制限法に従って再計算を行い、過払いが認められれば、元金を完済したうえで不当利益返還請求をすることができるということです。
長期にわたってキャッシングの返済が続いている場合には再計算したほうがよいでしょう。
キャッシングの返済をしている人にとって、みなし弁済についても確認しておくことも重要です。
賃金業規正法43条で利息制限法の規定を超過した場合に、債務者の任意によって有効な利息として成立する事をみなし弁済といい、過払金の返還請求に対する手段として使われるものです。
しかしながら、厳しい規定をクリアしなければならないので、過払金の返還請求で利用されるみなし弁済は滅多な事が無い限り適用されないといえるでしょう。
これら過払金の返還請求というものは、多重債務等の債務整理をするうえで欠かせないものになっています。