融資におけるブラックとは

融資におけるブラックとは

ブラック情報のことを融資におけるブラックと呼んでいます。

これだけでは何のことなのか全く分かりませんね。

まず金融機関が資金を融通することを融資呼びます。

いろいろなローンが金融機関から商品化されています。

住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、カードローンなどがありますが、このようなローン全て融資と呼ぶのです。

融資に関して取り交わされた契約で記された情報は、これらの様々な金融商品であるローンを申し込んで融資を受けたときに、個人信用情報機関のデーターベースに残されることになります。

さらに、契約したローンに対しての支払い状況などの情報までも、個人信用情報機関のデーターベースに記録されていきます。

もしかしたらローンがきちんと返済されないようなことがあるかもしれません。

ローンに対しての返済に延滞があったり、破産処理をされてしまったりすることもあり得るからです。

その情報も個人信用情報機関のデーターベースに記録されます。

ローンの返済がきちんとされなかったこのような情報のことをブラック情報というのです。

ブラックリストというような、個人信用情報機関でブラック情報がある人だけを集めたものはありません。

ローンを申し込んだ金融機関が個人信用情報機関に照会を求めることがあります。

例えばマイカーローンを組んである人が、次に住宅ローンを組もうとしたと時などです。

その際ブラック情報があった場合に、ブラック情報のある人という形で現れてくるわけです。

ブラック情報がある場合の融資

融資を受ける場合、どのような種類の融資でも審査に通る必要があります。

これから融資をしようとする金融機関は、まず融資を受けようする人が融資申し込みのときに提出した情報に嘘がないかをチェックしています。

そして個人信用情報機関で融資を受けようとする人のデーターの照会を、融資の申し込みを受けた金融機関が行っています。

そのときに、金融機関は融資の申し込みを断ることがあります。

融資申し込み者にブラック情報があったときです。

融資審査にブラック情報があったために通らなかったというのがこのケースです。

融資の審査にブラック情報だけが通らないという条件には、もちろんなりません。

収入に見合わない額の融資申し込みも、支払い能力が無いとみなされ、審査が通らないこともあります。

金融機関が融資をするのは、きちんとした返済能力のある人に対してのみです。

過去の返済に滞りがあった、または返済できずに終わってしまったことがあるということが、ブラック情報があるということになりますので、そういう人は融資の審査が通らないことがあるでしょう。

その人にブラック情報があるということは、貸したお金を返さない人のブラックリストに載っていることと同じことなのです。

融資をブラック情報のあるような貸したお金を返さない人にすることはできないのです。

金融機関でも、個人でのお金の貸し借りでもこの点は共通でしょう。

ブラックでも融資可能か

ブラック情報が個人信用情報機関に載ってしまった場合、どんな融資も絶対に不可能なのでしょうか。

そうでもない事も本当のところあるようです。

ブラック情報ありでも融資可能な金融機関の情報が、インターネットなどを調べると沢山見ることができます。

なぜブラック情報があったとしても融資を行う金融機関があるのでしょうか。

その理由のひとつとして、ブラック情報というのはブラックリストではないということです。

このブラックリストというものは、融資をしてはいけない人たちの情報ではありません。

融資をしても返済をしない危険性のある情報がある人ということになります。

一万円を、貯金が山ほどある見ず知らずの人に、貸してくれと言われて、簡単に貸せる人はいないのではないでしょうか。

今までずっと良い形で付き合いってきた知人から一万円貸して欲しいと言われれば、たとえその人にたくさん借金があっても、貸すことができる人も多いのではないでしょうか。

ブラック情報が載っていても、融資をするかしないかの最終的な判断は融資を申し込まれた金融機関の判断になるということです。

けれど返済してくれなくなるかもしれないリスクを、ブラック情報がある人に融資をしようとする金融機関は負うことになります。

その金融機関がどんな機関なのか、ブラック情報が載っている人に融資をするのはどういうわけなのかをしっかりと情報収集しなければならないでしょう。

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