キャッシングの金利と遅延損害金利率
キャッシングでお金を借りると、金利がつきます。
キャッシングの金利とは、お金の貸し借りに対する資金の使用料の事であり、使用料の元本に対する割合で表示したものです。
金利は年率で表示され、一年でつく利息額が元金に対してどのくらいかの利率で計算されます。
貸し付け条件を検討する時に、キャッシング会社毎の金利は非常に大事です。
高金利のキャッシング融資を受けてしまった時は、返済の負担が大きくなります。
どうしてもキャッシングをするとなったら、金利は高くない会社を見つけて借り入れを行ってください。
利息の他に、元金に加算されるものとして遅延金なるものがあります。
これは、返済日を過ぎても返済が行われない場合に発生する利息のことで、返済が遅くなった分の損害賠償金として支払うものです。
トータルでの利息を考えた場合、キャッシングの金利はもちろんですが、遅延損害金利率も決して外して考える事が出来ない重要なポイントになります。
返済日迄にキッチリ返済すれば問題無いのですが、実際にキャッシングを利用していると、どうしても返済金の都合がつかずに遅れてしまう事も多いようです。
キャッシング会社によって差がありますが、遅延金はかなり高い会社も存在します。
返済ができなくなるようなトラブルがあっても少ない利息でキャッシングの完済を済ませるためには、金利による利息だけでなく、損害金も確認しましょう。
キャッシングの上限金利について
キャッシング時につく金利には上限が定められており、一定の利率以上にはなりません。
金融商品の金利には上限値が決められており、ある程度を越えないようにされています。
利息制限法は民法の観点から金利の上限を定めた法律で、利限法と略されます。
融資金額100万円以上の場合は年15%、10万円以上100万円未満の融資の場合は年18%、10万円未満の場合は年20%です。
刑事罰の対象となる出資法では、平成11年12月に見直しがなされ、2000年6月1日からは年29.2%以下に改正されました。
キャッシング融資は金利と切り離して考えることはできませんので、金利がどれくらいになるか事前にきちんと把握しましょう。
金利の検討をおろそかにしては、よりお得なキャッシング会社選びはできません。
完済までにいくら支払わなければならないかが、金利の上限に影響されることもあるようです。
法律で定められた上限金利とは別に、キャッシング会社が自社の金融商品に対して定めた金利幅があります。
最終的にどの程度の限度額と金利になるかは、申し込み時の審査の結果によってそれぞれ決まります。
キャッシングの審査には通過したが、決定された融資枠が小さいと上限金利での融資になる場合が多くなります。
金利の上限値がいくつに設定されているかは、信用力に自信がない方には特に重要です。