FXで大損をする人に共通することは損切りができないことです。
たとえFX取引で99回利確できても、その99回分の利益を上回る損失を出してしまったら負けということになってしまいます。
FX取引をしている人は誰でも損失が出ることはあると思います。
ただ、取引全体で利益を出している人は、損失を最小限に抑えるために損切りを厳密に行っています。
損切りをうまく行うために必要なことは?
まず、エントリーするタイミングでどれぐらいの損失を許容できるのか考慮に入れながらエントリーすることが大切です。
冷静な判断ができる状態での自分のキャパシティを知った上でトレードすることが損失を最小限に食い止める上で大切です。
どうしても損失が膨らんでくると冷静な判断が難しくなり、もうすぐしたら含み損が無くなってプラテンするだろうとかポジティブな妄想が入ってしまいがちです。
冷静な状態で、自分の損失に対するキャパシティを考慮に入れた損切りポイントを決めて、エントリーするといいでしょう。
また、損切りが上手になるためには、ファンダメンタルズに左右される取引ではなく、テクニカル分析を基にエントリーポイント、損切りポイントを決めることが重要です。
結局ファンダメンタルズを理由にエントリーしても、そこにはエントリーする根拠しかなく、損切りする根拠はありません。
つまり、ファンダメンタルズを考慮してエントリーして自分の想定とは逆方向に相場が変動した場合に、損切りをどこにするか行き当たりばったりになってしまうのです。
一方、テクニカル分析でエントリーした場合には、そのテクニカルが否定された場面で損切りすることができます。
つまり、損切りポイントが明確になるという点で、テクニカル分析はファンダメンタルズに頼った取引よりも優れているのです。
さらに、テクニカルから導き出される理想的なエントリーポイントに実際のエントリーポイントに近づけることが重要です。
どうしても、早くエントリーしないと乗り遅れてしまいエントリーしそびれて機会損失だという心理が働くことがあるのですが、これはエントリーポイントと損切りポイントの値幅を広げてしまうという結果にもつながります。
エントリーポイントはその先にも沢山の機会があると思うので、そこで焦ってエントリーするのではなく、エントリーできなかったら運がなかったんだと自分に言い聞かせながら取引をすることが大切です。