メタボリックシンドロームは生活習慣から
メタボリックシンドロームにならないためには、食事や運動といった対策のほかに、忘れてはならないメタボリック対策が、生活習慣の見直しです。
お酒とタバコは、メタボリック対策の生活習慣において何よりも気をつけたいものです。
お酒をたくさん飲む習慣があり、タバコも吸うという人は、これを断つのは並大抵の努力ではできないことでしょう。
メタボリックをよくする方法として、生活習慣の中でお酒とタバコを断つことは、非常に大切なことなのです。
お酒やタバコを完全にやめることがどうしてもできない場合でも、ほとんど影響がないくらいの量にまで減らすようにはしていかなければなりません。
メタボリック対策の生活習慣として、お風呂に入るときにぬる目のお湯にし、繰り返し入ることも効果的です。
このように繰り返し入浴することで新陳代謝が高まり、血行がよくなりますので、湯冷めもしにくくなるでしょう。
1回目は短く、2回目は少し長く、3回目はまた短く入るというように、湯船につかる時間を少しずつずらしていく方法もあります。
半身浴と同じように、からだの芯から温まることができます。
また汗もかき、寒い時期にはもってこいのメタボリック対策になる入浴の仕方だといえるのではないでしょうか。
質の良い睡眠をとることも重要で、眠たくなったらすぐ床に就く、朝は早めに起きるようにします。
よく眠れるように、寝る前4時間のカフェインを避けるなどの工夫をすることも、メタボリックを改善するための対策方法になるといえます。
少しずつでも生活習慣を改善していくことで、メタボリックシンドロームから開放されるようにしいものです。それには毎日の積み重ねが重要なのではないでしょうか。
メタボリック対策には食生活の改善を
メタボリック対策でまず実行すべきなのは食生活を改善していくことです。
まずエネルギーが毎日の食事でどれくらい取り込むことになるのかを知ることが、毎日の食習慣を改善するためには重要なことです。
どんな食品にどれだけの栄養素、カロリーがあるかを知りましょう。
また量を減少させるのはどの食品か、いかなる栄養が含まれる食品をできるだけ食べるようにしなければならないのかということも肝心です。
とにかく食生活について栄養の知識をつけて実行することです。
日々の食事で体に取り入れるエネルギーを減少させるため調理の仕方を考える事が、メタボリックシンドロームの対策として大切なことです。
食事に関して改良する点としては脂を使ったものを1日1食に抑えたり、揚げ物の衣はなるべく薄くしたり、肉類を食べるときは部位を考える、などがあげられます。
そして体にいい食品、数多くの野菜、悪玉コレステロールを下げる青魚、玄米やライ麦パンなど食物繊維を豊富に含む食品をたくさん摂りましょう。
健康に良いとされる、噛みごたえのある料理、また塩分を外に出す力のあるイモ類などの食品をメタボリック対策としてできるだけ取り入れるようにしましょう。
毎日の食事の習慣の中で、食事のリズムを整えて時間決めて1日3回食事をする、朝食を摂る癖をつける、夜遅い時間の食事には注意するなどの工夫も必要だといえるでしょう。
外食するときも、単品よりも定食を選ぶ、バイキング形式の食事などではカロリーの摂りすぎに気を付けるなどの気遣いも必要です。
毎日の食習慣を少し改良するだけでもメタボリック対策としては大きい効果が得られるに違いありません。
運動によりメタボリック対策をする
メタボリック対策として大切なのは食習慣の改良と同じように運動をすることです。
メタボリックシンドロームの場合は、お腹まわりについた脂肪を落とさなければならないわけです。
ですから当然体を動かすことが必要になります。
思い切って時間のある人はスポーツジムに行くなどして体全体のトレーニングをしてみましょう。
体を動かすことが本来得意だった人は、またスポーツを習慣にするように頑張ってみてはいかがでしょうか。
けれども忙しい日々の生活の中で、メタボリック対策の運動のために特別な時間を捻出するのはなかなか難しいものです。
無理をして運動の時間を作っても、そのしわよせによって、運動が苦になってすぐにやめてしまうようでは意味がありません。
メタボリック対策だからといって体を動かすために特別な運動をする必要はないのです。
体脂肪を減少させるために、なるべく日頃のちょっとした空き時間、なにかをするついでに体を使い、メタボリック対策にすることが良い方法ではないでしょうか。
毎日の通勤の電車の中で、つり革につかまりながらこっそり筋トレをすることもできます。
積極的に階段を利用し、エスカレーターやエレベーターなどは利用しないなど簡単にできる運動でもメタボリック対策にはなるでしょう。
バスや電車の停留所などをひとつ手前で降りて歩くようにしたり、ランチタイムのレストランにわざと遠い所を選ぶ、といったこともメタボリック対策の運動になるでしょう。