杜仲茶ダイエットとは
ダイエットに杜仲茶というお茶を使う手法がありますが、杜仲茶ダイエットに使う杜仲茶とはどういった飲み物でしょう。
杜仲という落葉高木は中国南部や中部の山地に生えており、樹皮を乾燥したものも杜仲といいます。
煎じて強壮薬に使われ、中国でも貴重品扱いされていた品物です。
杜仲が貴重なのは、枯れない程度に樹皮を慎重にむくためです。
わずかしか入手できない杜仲には高値がついたため、ごく一部の人しか杜仲を手に入れることはできなかったようです。
杜仲は高級品として扱われ、普通の人々には到底入手できないものとされていました。
中国から輸入してきた杜仲茶を飲むことが多いですが、長野で育てた国内産の杜仲茶も販売されています。
注目のダイエット効果は、杜仲茶に含まれるゲニボシド酸の成分によるものです。
ゲニボシド酸には、肝臓の脂質の代謝機能と大腸のぜん動運動を促進させ、脂肪やコレステロールの再吸収を抑制してくれるのです。
ダイエットに杜仲茶が役立つのは、杜仲茶によって体内に蓄積された脂肪の減少効果が期待できるためです。
また、血管を拡げて血流を向上させる健康効果も、杜仲茶に含まれるゲニボシド酸には期待できるといわれます。
そして末梢血管の血流の抵抗が減るので、血圧上昇を抑える事が出来ると考えられています。
杜仲茶ダイエットを続けることによって、血行がよくなり血圧調整作用ももたらされるのです。
ダイエットに効果的な杜仲茶の飲み方
杜仲茶はダイエットに効果的なお茶として大変人気があります。
しかし、もともと杜仲茶は長野県の農家の人達が桑の代替品として考えられたものだそうです。
今では中国はもとより、東南アジアやアメリカでも、ダイエットティーや健康茶として広く販売されています。
杜仲茶は温かくても冷たくてもダイエット効能に変わりはありませんが、特にダイエット効果を期待する場合は、濃い目にすると良いようです。
年齢に関係なく杜仲茶は飲めますので、家族ぐるみで杜仲茶を飲んでもいいでしょう。
カフェインが一切含まれていないお茶なので、杜仲茶はいつでも飲むことが可能です。
杜仲茶ダイエットをする時の注意点は、杜仲茶のダイエット効果は目に見える形で出てくるまでに時間がかかるので、気長に愛飲することでしょう。
また、杜仲茶は様々なアレンジが可能なお茶です。
ダイエットだけでなく、２日酔いを予防するためにも、ウイスキーや焼酎に杜仲茶を加えてカクテルににして飲んでみてください。
体に疲労が溜まっている時は、温かい杜仲茶にハチミツを適量溶かし込むと新たな味わいが楽しめます。
ホット杜仲茶とはちみつという組み合わせも、疲れた体の隅々までしみわたります。
レモンの絞り汁に杜仲茶を加えたドリンクは、さっぱりとしていてビタミンＣの補充にも効果的な一品です。
レモン杜仲茶は冷たくても温かくても合いますので、杜仲茶ダイエットを長く続けるにはとてもいい飲み方です。
杜仲茶をダイエットのために飲む
杜仲茶をダイエットのために飲んでいる人は多くいます。
杜仲茶の可能性はダイエットのみに留まらず、色々なバリエーションがあります。
杜仲茶のティーパックは成分を煮出してからも役に立ちますので、ぜひ茶殻そのものも活用してください。
お茶を出した後の杜仲茶の殻の再利用としては、乾燥させてバスハーブにするという方法もあります。
お風呂の湯に溶け込んだ杜仲茶の成分が美肌効果をもたらしてくれますので、スキンケアに効果的です。
植物の生えている鉢がある人は、杜仲茶の出がらしを土に混ぜ込んでみてください。
杜仲の葉には植物の根の発育を促し、養分の吸収を高める成分が含まれていますので花も緑も元気で長持ちし、虫も付きにくくなります。
生活習慣病のリスクが懸念される昨今、メタボリックシンドローム対策に杜仲茶は役に立つでしょう。
健康のため、あるいは体のために体重を減らすには、普段の食事を改善しましょう。
古代中国では、病気になる前に治せる医師が腕が立つ医師であり、病気しか治せない医師は一段落ちると考えられていたようです。
病気にならないように食物や薬物による健康作りを根本に置いている中国人は、杜仲を健康維持に欠かせないものとして尊重してきたのです。
体重が減るだけでなく健康にもいい作用が期待できる杜仲茶でダイエットをすることにより、シェイプアップと健康増進を目指しましょう。