やせる運動の種類
運動はダイエットには欠かせませんが、体を動かせば何でもいいということではありません。
やせる運動のやり方を覚えましょう。
運動には酸素を使う有酸素運動と、酸素を使わない無酸素運動があり、前者は体脂肪と糖質を、後者は糖質を主な活動源にしています。
またこの2つをこなすための準備としてのストレッチもあります。
この3つの運動がやせる運動の種類です。
体内に酸素を取り込み、それを使って脂肪を燃やしながら体を動かす運動が、有酸素運動です。
やせる有酸素運動として代表的なものは、自転車こぎやウォーキング、ジョギング、水泳などとなります。
有酸素運動でやせるのは、運動に必要なエネルギーを酸素と体内の脂肪分とを結びつけて作るため、脂肪が消費されるからです。
無酸素運動とは主に瞬発力を利用して行う運動です。
例えば重量挙げや短距離走など、瞬間的にグッと息を止めて行う運動のことです。
体の中に蓄積されていた糖質を使い、酸素を使わずに筋肉を動かす運動をすることになります。
無酸素運動は筋肉を増強させることが目的の一つとなり、筋肉を肥大させる効果があります。
効率的にやせるには、筋肉を増やして基礎代謝を促進し、体内で糖質や脂肪が燃えやすい体質を作る必要があります。
この他、ストレッチ運動は筋肉の曲げ伸ばし運動によって固くなっている筋肉をほぐし、強度の高い運動のしやすい体にする効果があります。
やせる効果があることからダイエットでは盛んに行われる運動ですが、適度な運動はストレス発散効果も期待できます。
やせるための運動方法について
手軽にやせることのできる運動方法がいくつかあります。
まず1つ目のやせる運動方法は、ウエストの引き締め効果がある運動です。
まず両足を肩幅ぐらいに開いて立ち、両手を胸の前で指先と指先をくっつけるようにして前に出します。
深く息を吸い、ゆっくりと吐き出しながら、姿勢はそのままで上半身をそのまま右にひねっていきましょう。
呼吸は普通にしながら5秒間ひねったままの姿勢で止まります。
両手のつなぎ目が地面と平行になるように、そして姿勢はまっすぐにすることがポイントです。
息をゆっくりと吸い込みながら始めの姿勢に戻ります。
左側も同じようにひねって終わりです。
目安は、左右1セットを起床後と就寝前に10セットすることです。
また、立たずとも座った姿勢でできる腹筋運動も、下腹部の筋肉を燃焼させ、効果的にやせるのに適した運動です。
手近なイスに座り、腹筋を使って足を持ち上げるようにして、右足を地面と平行な状態に保ちます。
30秒維持したら右足を戻し、今度は左足を持ち上げましょう。
バランスを摂るために必要なら、イスを手でつかんで運動をしてもいいですし、両足を同時に上げてもいいでしょう。
運動テストにも用いられていたことがある、台の昇り下りをするという踏み台昇降運動も、家で可能な、やせるダイエット運動です。
踏み出す足を交互にすることが、左右の筋肉を均等に使うコツです。
自分に合ったやせる運動をダイエットに取り入れてください。
やせるためには食事と運動が大切
食生活の改善と同様、適度な運動がやせるためには欠かせません。
そのためには、長続きが可能な運動をすることが肝心です。
会話をしながらできる程度の運動がやせるためにはちょうどよく、息切れがするほどの運動は激しすぎます。
やせるための正しい運動は、食事コントロールによってダメージを与えた体脂肪を、運動することでさらに燃焼させる効果があります。
安静時でも体がエネルギーを多く燃やせるように、運動によって筋肉を増やすことも効果的です。
筋肉が増えると基礎代謝が促進されますので、やせる体質に改善することが可能です。
やせることを目指すならば、筋肉を増量する運動で筋肉量を増やし、脂肪がどんどん消費されていくような体質を作ることです。
骨や筋肉のことを医学用語でLBMと呼びますが、やせる運動をすると、LBMを減らさずに効果的なダイエットができるのです。
偏りのない適正な食事を3食食べること、脂肪の燃焼を促進する運動を続けること、ダイエットを成功させるにはこれらが重要です。
生活リズムを改善して、やせる運動をすること、食べ物を見直して高カロリー食を抑制しましょう。
やせるためには、不規則な生活内容を改めることも有効です。
間食を増やしたり食事を抜いたりせず、決まった時間に寝て起きるようにしましょう。
やせるためには、取り込んだカロリー以上のカロリーを運動などで消費するようにすることです。
適度な有酸素運動を続ければ、内臓脂肪の燃焼にも役に立ち生活習慣病予防にもなります。
運動によってやせることはもちろん、ダイエットと健康の両方の効果を期待できるのでおすすめです。