魚の目の治療方法

魚の目は皮膚科で受診

足の裏や指が強い圧迫から角質化し、魚の目やタコを作ってしまって病院の治療を受けるという人は、予想外に多いようです。

魚の目は命に関わるような病気ではないにせよ、一度できると非常に厄介なものです。

この厄介な魚の目とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

またの名を鶏眼とも呼ばれる魚の目は、皮膚への繰り返しの摩擦や圧迫によって角化した皮膚のことです。

魚の目の中心には芯ができ、くさび状に皮膚の深部に向かい感覚性神経を刺激します。

それが痛みの原因です。

主として体重のかかりやすい足の指側にできることが多いようです。

痛みの程度がひどいと歩行も困難になります。

症状が酷くて歩けないほどなら、皮膚科に行って医者に診てもらってください。

市販薬を使っての根治は困難です。

また、正しい靴の選び方等の知識を教えてくれる皮膚科もありますので、再発防止にも役立ちます。

足に合っていない靴は魚の目のひとつの原因となるからです。

靴の他にも、足の形や生活習慣なども魚の目の原因があるので、皮膚科の指導を受けた方がいいこともあります。

また魚の目は再発しやすいものですが、皮膚科に行くのが面倒だからといって自分で皮膚を削ったりするとよけに悪化することがあります。

もし万が一また魚の目ができたしまった場合は面倒でも必ず皮膚科を受診しましょう。

魚の目の治療方法

もし魚の目らしい症状が出たら、皮膚科に行くことをお勧めします。

病院ではどのような処置をして、魚の目をなくすのでしょう。

魚の目の症状の程度によって、皮膚科の治療方法は変わります。

患部の進行が著しい場合には、皮膚科では外科手術で対応します。

医師の手術で魚の目そのものを切り開き、魚の目の『目』の部分を取り除きます。

皮膚科によってはレーザーや液体窒素を用いるところもあり、また、麻酔をして芯を完全に取り除くこともあります。

再発を防ぐためにはタコのように削るだけではなく、きちんと取り除かねばなりません。

魚の目の患部をえぐり取るために、スピール膏という薬品を使うこともあります。

これは角質化した部分をほぐしてくれます。

何度も同じ場所に魚の目ができてしまったり、痛みを感じるくらいに患部が大きくなったなら、完全に治癒させるために皮膚科に行きましょう。

症状に合わせた対応をしてもらえます。魚の目を治す市販薬も出ていますので、軽度なら家庭で治療もできます。

魚の目のようなものができたと感じたなら、症状が重くなる前に市販の薬を使って早い段階で対応した方が治りも早く、手間も少なく済みます。

一般的に自宅でできる治療は市販の角質軟化剤を塗って魚の目を柔らかくしてからフットケア用品などで角質を取り除くというものです。

魚の目ができる原因

あの痛くて厄介な魚の目ができる原因というのはどんなものなのでしょうか。

魚の目ができる第一の理由に、足に合わない靴をがあります。

このことは、皮膚科でまず聞かれると思います。

新しく買った靴のサイズが自分の足のサイズと異なっていたとしても、多少ならば無理矢理にはく人は結構いると思います。

ですが、靴の形に比して足の甲が広めな人は、左右から足の甲が圧迫されます。

大きさが合わないことが原因で足指の付け根が押しつけられることもあります。

非常に魚の目になりやすい状況です。

元々は皮膚の防御反応で、継続して同じような摩擦や圧迫をずっと受けた結果、皮膚の一部が硬くなって角質化するのです。

長期間に渡って同一の摩擦や圧迫を受け続けた皮膚は、防衛のために角質状になります。

そのため、皮膚科での指導では、必ず自分の足に合う靴を履くようにと言われるはずです。

合わない靴をはき続けると、結局魚の目が再発します。

足の形に合わないハイヒールを敢えてはき続ける女性は多いようですが、それこそが魚の目になる要因の一つです。

デザインだけではなく足にフィットした靴を選ぶことが大切なのではないでしょうか。

皮膚科の先生は魚の目はこわい病気ではないけれど、痛みできちんとした姿勢で歩けなくなることにより、姿勢が悪くなり腰痛などの別の症状が出てくることがあることも指摘しています。

魚の目ができてしまったら、放っておかずに速やかに皮膚科に診察してもらってください。

また、魚の目が再発しないような靴の選び方なども聞いておくと、その後も役立ちます。

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