まつげ育毛剤を使用する前に
まつげがどのようなプロセスで抜け落ち、そして新しく生えてくるかを知ることが、まつげ育毛剤の利用に役に立ちます。
古くなった毛が抜け落ちて、そこからまた新しい毛が生えてくる。
それはまつげも頭髪も同様です。
せっかくまつげエクステ、まつげパーマを施しても1ヶ月前後で元通りになるのは、生え替わりが起きているからです。
毛母細胞という細胞が、まつげの根本の部分には存在しています。
まつげの育毛では、この場所の血行を改善し、栄養がたくさん行き渡るようにします。
毛母細胞が活発化し新しいまつげをどんどん作ってくれれば、黒く長いまつげができるでしょう。
毛母細胞に異常があるとまつげが成長初期の短く弱い毛の段階で抜け落ちてしまいます。
一本一本の毛はかなり細いですが、3層に分かれています。
中心に毛髄質があり、外側に向かって毛皮質、毛表皮と続きます。
まつげ育毛剤は、毛髄質に必要な成分を補充してまつげ全体の弾力性を強めるという作用があり、力強いまつげを作ってくれます。
まつげに柔らかな感触としなやかさを与えるのは毛皮質の部分で、キューティクルで毛皮質を守ってくれる部分が毛表皮と呼ばれる部分となります。
パーマのあてすぎでまつげのキューティクルが傷んでしまうと、まつげは乾燥しやすくなり弱くなります。
キューティクルの部分がまつげ育毛剤によってフォローされることで、まつげはダメージを逃れハリとうるおいを保てるわけです。
まつげの育毛剤の試し方
濃く太いまつげを育てるためのまつげ育毛剤は、多種多様です。
新しいまつげを作るための栄養を毛根などに補うタイプのまつげ育毛剤が多いようです。
髪の毛とまつげは育毛のメカニズムはほぼ同じです。
まつげの育毛剤でも髪のように毛母細胞の血流向上と栄養補給を基本としています。
美容液としての成分も配合されている育毛剤も販売されていますので、そのような育毛剤は透明マスカラ感覚で使用可能です。
育毛剤は使い始めから効果が出るまで数ヶ月かかるものなので、髪の育毛剤と同様、まつげも気長に取り組みましょう。
せっかく育毛剤を購入したのですから、効果が薄いからとすぐに止めてしまっては損ばかりでいいことがありません。
表記された使い方を守り、継続して気長に育毛に取り組んで、少しずつ育毛剤の効き目を体感していきましょう。
どのくらい使いつつければいいかは人それぞれですが、少なくとも大体3ヶ月くらいは使い続けてください。
育毛剤選びは、実際にあれこれ使ってみることによって、使い勝手のいいものを見いだす必要があります。
まつげのかさや毛の長さは、育毛剤のつけ始めだけ効果があるという場合もあります。
しかし、ある程度までいくと頭打ちになってそれ以上は変化がないものもあるようです。
育毛剤を選ぶ時は、自分に合うちょうどいいものを見つけたいものです。
金額も使い方も色々ですので、ぜひ自分のまつげで試してみてください。