円形脱毛症の症状について

円形脱毛症の症状について

円形脱毛症は、どんな人でもかかる可能性のある病気です。

ある日突然に境目がはっきりした脱毛斑が発生するのが円形脱毛症で、自覚症状がないことが多いようです。

頭髪が10円玉サイズの範囲で抜ける症状が一般的ですが、頭髪全体が抜けることもあり、まつげや体毛に及ぶ場合もあるといわれています。

脱毛の勢いが強く、頭髪の脱毛した部分が急にまとめて抜けることが円形脱毛症の特徴です。

脱毛斑の周囲の毛を、円形脱毛症の症状が見られたときに軽く引っ張ってみて髪が数本抜けてしまうようであれば脱毛症状が進行しているということになります。

その原因はストレスといわれている円形脱毛症ですが、ほとんどは自然治癒してしまいます。

体質によっては再発してしまうこともあるのです。

爪に小さな凹みや横すじなどの変化が、円形脱毛症になる人の4分の1にはあらわれます。

強い疲労、貧血などの身体的不調がある時に、爪の横すじが出やすいといわれていますので、定期的に見ておきましょう。

時として円形脱毛症は病気としての認知が低く、社会的な理解が得られにくいものです。

これによりさらなるストレスや心無いいじめの原因となってしまうことがあります。

生死にかかわるような状態である病気ではないのが円形脱毛症です。

けれど本人や家族にとって、脱毛の症状が現れた場合の精神的苦痛は計り知れないものがあるのではないでしょうか。

根気よく原因を除去していくためにも、円形脱毛症の正しい知識を学んで知っていくということが重要です。

円形脱毛の原因について

円形脱毛症になる原因は、現時点でははっきりとは判明していません。

ですが原因としてストレス、遺伝的な要因、自己免疫の過剰反応などが主にいわれているものです。

中でもストレスによって円形脱毛症になった人は、3ヶ月以内に起きた生活環境の変化や心理的なストレスがその要因となっているのではないかと思われます。

遺伝で円形脱毛症が起こることは実験などで確認されています。

二卵性の双子では片方のみの発症があったのですが、一卵性の双子では両者の発生率が高いという報告もあるようです。

円形脱毛症の原因が免疫系にある場合、自己免疫機能に異常が生じて毛根が破壊されることが円形脱毛症の原因です。

外部からの侵入物を攻撃して身を守る作用が、免疫系といわれるものです。

異物と髪を作る成分をこの免疫系が誤解してしまい、その成分に攻撃を加えることで健康な髪の毛が突然抜け落ちてしまいます。

円形脱毛症にストレスが原因でなってしまったという場合は、一過性のストレスであれば約6ヶ月程度で自然に治るでしょう。

ただし体質的に円形脱毛症になりやすいという人もいます。そのような人は再発をくり返すこともありえます。

ほとんどの円形脱毛症の原因の除去は難く、治癒後五年内に再発する確率は約4割といわれているのです。

円形脱毛症の症状が何度もおこるような場合は、完璧に回復するためには時間とあきらめないことが必要なのではないでしょうか。

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