コンドロイチンと神経痛
神経痛で悩んでいる人は多いようですが、コンドロイチンが効果的であるとご存知でしょうか。
強烈で電気的な痛みが特徴である神経痛は、寒さや気圧の変化などほんのわずかなことで痛みが強くなることがあるようです。
典型的な三叉神経痛は神経痛の一種で、冷たい風が顔に触れるだけでも激痛が走るといわれているほどつらいものです。
グリア細胞という細胞は、神経細胞に酵素や栄養素を補充する働きがあります。
このグリア細胞はコンドロイチンなどを含むムコ多糖を分泌する働きがあります。
ムコ多糖体は、動物の細胞や繊維、組織、器官の間をしっかりと結びつけて保護し、栄養を補給する働きがある粘性の物質です。
もし異変がこのムコ多糖類の生成に起きると、神経そのものの機能が大きく歪むことになってしまいます。
コンドロイチンが作用するのはグリア細胞や神経繊維の外側を包む膜の部分です。
そしてその刺激を緩和する働きがあるのです。
それだけではなく、コンドロイチンは一時的にその痛みを除去する働きがあります。
痛みの原因となる物質にくっつく性質だからです。
その性質のおかげで、神経痛の激しい痛みだけでなく、コンドロイチンはギックリ腰や肩こりにも効果があるものなのです。
てんかんの薬を使って、三叉神経痛を和らげることもありますが副作用の眠気が起きることも多々あるようです。
このコンドロイチンをどうしようもない神経痛に悩まされている時は試してみることをおすすめします。
コンドロイチンと美容
コンドロイチンは、美容に役立つサプリメントとしてよく知られています。
このコンドロイチンはとても保水力が高いので、美容にもとても役立つものです。
つるつるで張りがある赤ちゃんのお肌というのは、皮膚の中に多量の水分を保持しているといいます。
ある程度の年齢になると、体内のコンドロイチンが少なくなってきて肌に水気を蓄えておく力が失われていってしまいます。
すると肌の水分が失われて肌が乾燥してきます。
皮膚には一番外側に表皮と呼ばれる部分があり、体を保護し水分の蒸散を防いでいます。
真皮というのは、表皮の下にあり血管、神経、筋肉などがまじった、皮膚と筋肉とを繋ぐ皮下組織と続いているところです。
皮膚そのものは真皮の部分で、70%のコラーゲンと1%弱のコンドロイチンが含まれています。
皮膚組織の中でコンドロイチンの比率は多くありませんが、皮膚の水分量を保持し、皮膚機能を維持するためにとても重要な役割をコンドロイチンは持っています。
コンドロイチンが豊富にあり、水分をたっぷりと補給してコラーゲンの機能をサポートしてくれているのが、本当に健康な肌なのです。
加齢によって表皮の代謝機能が低下すると、皮膚表面にできたメラニン色素が定着してシミの原因になります。
コンドロイチンを含む皮膚は表層の活性化を促すので、シミ対策にも有効です。
サプリメントの中でも美容目的のものに、たくさんコンドロイチンが含まれるものがあるのもよくわかります。