βグルカンのサプリメントの選び方
βグルカンのサプリメントは種類が豊富で、いくつもの商品があります。
βグルカンは効果を得るためには長期間服用する必要があり、また決して安価な商品ではないので、サプリメントを選ぶときには慎重でありたいものです。
金額だけを基準にして選ぶと危険ですので、信用できるメーカーの商品を選びましょう。
βグルカンのサプリメントの使用者の言葉は宣伝文句としてはわかりやすいですが、基礎データや成分表示などの地味な部分にも目を向け、納得のいくβグルカンのサプリメントを選びましょう。
商品の詳細ではなく、使用者の声で目立った効果をあげたものを重点的に紹介したりしているものもあります。
しかし、果たしてそのようなβグルカンのサプリメント信憑性はどの程度でしょうか。
βグルカンに限らず、サプリメントの購入の際には、商品の成分表示などの基礎的データをしっかりと読み込んで理解した上でにすべきであり、使用者の声については参考程度にとどめるべきです。
成分表示がはっきりとしており、誇大な表現がなく臨床データが豊富な商品がよいでしょう。
βグルカンのサプリメントの選び方として注意しなければならない点は、抗ガン作用のあるβグルカンのみをmg単位で計測することはできない点です。
βグルカンの重量がグラム単位で表示されているようなサプリメントは警戒を要します。
βグルカンは繊維質の物質で、空気や水分の中で複雑に絡みあっているため、機能性の高いβグルカンのみを正確に測定することは非常に困難なのです。
商品紹介にグラム単位でβグルカン含有量が表示されているようなサプリメントは、他の成分表示やデータをよく見てから購入を検討しましょう。
βグルカンのサプリメントの原材料
βグルカンを含む主なサプリメントには、キノコ由来のものとパン酵母由来のものがあります。
国内で売られているβグルカンについては、キノコ系材料を使ったものが多いようです。
キノコのβグルカンはもともと含有量が少ないために、必要量を摂取するためにはサプリメントをかなりの量摂らないと効果がないものもあります。
サプリメントによっては、キノコを乾燥して粉砕するだけのものがあり、キノコの純度が高いと主張するものもあります。
原材料をキノコから取った商品は数多く売られています。
注意深く探すことができれば、研究データ、知名度の面からはキノコ由来のβグルカンのサプリメントは信用がおけます。
純度の高いβ1,3Dグルカンは、パン酵母系の材料から安く大量に作り出すことができます。
しかし純粋なβ-(1→3)-D-グルカンでなく、キノコ由来のようなβグルカン分子の微妙な枝分かれの度合いが免疫系には重要であるという見方もあります。
βグルカンがどれぐらい含まれているかや、含まれているβグルカンの純度ばかりを売りにするものものありますので、商品を選ぶ際には注意が必要です。
パン酵母を原料とするβグルカンは食物繊維であるだけでなく、水に溶けにくいものです。
水に溶けにくいために吸収もされにくく、摂取してもほとんどが体外に排出されてしまいます。
こうしたことから、βグルカンを経口摂取したとしても、人体に効果があるのかないのかについては、いまだ疑問が残るとされています。