活性酸素と抗酸化サプリメント

活性酸素と抗酸化サプリメント

抗酸化サプリメントとはどういった時に使うものでしょう。

この酸化とはサビることを指し、抗酸化とはサビを抑止するということです。

空気中の酸素は体内で活性酸素という物質に変化し、細胞をサビさせます。

体内に呼吸によって取り込まれる酸素の２％が活性酸素になるといいますが、活性酸素はこの他にも排気ガスや紫外線、食品添加物、ストレス、不安などでも発生するようです。

細胞が活性酸素によりサビていくと、ダメージを受けることになるのが、体じゅうの細胞なのです。

そして老化やガン、生活習慣病などに繋がると考えられています。

この活性酸素より１つの細胞がサビると、周囲の細胞にも次々に影響してしまい、その結果サビていくと言われています。

このような、活性酸素を減らす作用を抗酸化作用といい、サプリメントの中でも、抗酸化作用があるものの需要が最近は高まってきているようです。

活性酸素があまりにも増えすぎたり、不眠や体力低下で抗酸化力が弱っていると、体には元々抗酸化力があり増えすぎた活性酸素を取り除くことができるとはいえ、サプリメントなどを摂取しなければ酸化を抑えることは不可能になります。

このため、抗酸化サプリメントで体内の抗酸化力を強化するわけです。

ビタミンＣやＥは抗酸化作用がある栄養成分としてあげられるのではないでしょうか。

β‐カロテンやリコピンなどのカロテロイド類、カテキンやフラボノイドなどのポリフェノール類も抗酸化作用がありますので、サプリメント選択時の参考にするといいでしょう。

抗酸化力のあるＳＯＤ酵素とサプリメント

活性酸素という物質は、体の酸化の要因となるもので、ほとんどの病気は、活性酸素の悪影響が関わっているといいます。

活性酸素が増加すると体内のさびが増え、細胞や皮膚、骨などにダメージを与えます。

ＳＯＤ酵素というのは、この活性酸素を抑える効果のある酵素として知られているようです。

スーパーオキサイドディスムターゼの略がＳＯＤで、その意味は活性酸素を取り除く酵素になります。

SODは、抗酸化サプリメントの成分として知られていますが、本来は体内で合成される酵素になります。

ＳＯＤの抗酸化サプリメントの製造方法は、天然の植物や穀物を焙煎、発酵させて、ＳＯＤ様作用物質を取り出すというものです。

効果的に抗酸化サプリメントを摂取するためには、いろいろな活性酸素に対応するものを同時に摂取して、成分の相乗効果を高めることが大切です。

いろいろと、組み合わせ効果によって抗酸化作用を増強できる栄養成分があるようです。

ＳＯＤサプリメントは、体内の亜鉛や銅、マンガンが減ると活性が失われる場合があることに注意してください。

野菜からのビタミンやミネラルの摂取量は、昔と比べると激減し、活性酸素が増える機会はその反対に飛躍的に増えているといいます。

必要な分量を食べ物だけから摂取することはますます難しくなっているといえるでしょう。

そのようなことからも、効果的に抗酸化サプリメントを活用することも選択肢のひとつだといえるでしょう。

活性酸素と抗酸化作用について

体内に蓄積されると様々な悪影響を及ぼすという活性酸素。

元々は外部からの細菌やウイルスの殺菌に活躍する成分ですが、過剰に生成されると、細胞にダメージを与えてしまいます。

サプリメントなどでよく知られている抗酸化作用は、この増えすぎた活性酸素を除去するというものです。

抗酸化作用をもたらすスカベンジャーの生成は、20歳頃がピークだと言われています。

それ以降はどんどん生成量が失われていきます。

サプリメントの重要性が増してくる40代では、ピークの半分になり、活性酸素がもたらす老化作用から体を守れなくなってきてしまいます。

不規則な生活や過度のストレスにより現代人は、活性酸素が以前よりずっと増えやすい状況に身を置いているといわれています。

そういうわけで、体内の抗酸化力を、抗酸化サプリメントを利用するなどして、向上させることが必要になってくるのです。

大きく分けて４つに分類される活性酸素は、それぞれ、スーパーオキシドアニオン、ヒドロキシラジカル、過酸化水素、一重項酸素と呼ばれています。

ビタミンＣやＥが抗酸化成分として知られていますが、全てのものに対応することはできません。

それぞれの栄養素が消すことのできる活性酸素の種類は決まっているからです。

このような理由から、抗酸化作用のある成分を総合的に摂取しないと、サプリメントを摂取していても不十分になってしまいます。

実際に抗酸化のサプリメントを利用する場合には、成分を確認してから購入することが重要です。