男性の乾燥肌とスキンケア
多くの乾燥肌の方たちは、普段からスキンケア対策に気をつけているのではないでしょうか。
とくに冬場から花粉症の季節が落ち着く頃までの間は、必須アイテムがかゆみどめ軟膏や保湿クリームがという人も大勢いるのではないでしょうか。
昼夜を問わず、加湿器は梅雨入り直前まで、稼働している家庭もたくさんあるに違いありません。
女性や子供が、毎日のスキンケアとして、頬のカサカサや乾燥肌を予防するために化粧水や保湿クリームを塗ることは珍しくありません。
しかし、スキンケアなど程遠い存在の男性でも、乾燥肌でつらいかゆみに悩んでいる人はいます。
顔だけではなく、背中や太ももなどの全身の乾燥肌に悩んでいるという男性も多いといいます。
まさか男性がスキンケア対策をするなんて、男性は女性より肌が強いと思い込んでいた人には想像できないことでしょう。
若いときには気にならなかった乾燥肌も、かゆみに耐えられずひっかいて傷になり、年々ひどくなる傾向が見られます。
それまでスキンケアに関心のなかった男性も、テレビやニュースで乾燥肌やスキンケアの話題に興味を持ちはじめるようです。
乾燥肌のために毎日のスキンケアをするという人は、女性のように毎日鏡を見ながらじっくりスキンケアをするという男性はいないにしろ、確実に増加しています。
毎日続けられる、手間をかけなくても良いスキンケアアイテムもいろいろとあります。
そうしたスキンケアアイテムを、一度乾燥肌で悩んでいる男性の方は、試してみることをおすすめします。
乾燥肌の仕組みとスキンケア
乾燥肌とはどのようなものなのか、また適したスキンケアとはどんな方法なのかご紹介します。
乾燥肌を防ぐスキンケアの基本は、水分補給をマメに行いながらも、皮膚からの水分蒸発を防ぐことで、補給した水分を保持することです。
男性の肌は女性に比べて肌の水分量が少ないうえ、水分の蒸発量が多いので、乾燥肌になりやすいようです。
そのうえ、乾燥肌以外のスキントラブルが、女性よりも皮脂の分泌量が多いため、起こりやすい肌質だといえます。
そのようなことからも、スキンケアは女性以上にしなければならないのです。
男性の乾燥肌が悪化していってしまうのは、毎日のひげ剃りで肌の表面を傷つけてしまうことが原因です。
肌表面のバリア機能と、乾燥肌の原因である水分蒸発による水分量低下は、相関関係にあるといえ、水分はバリア機能が低下すれば、蒸発して乾燥肌になってしまいます。
肌表面のバリア機能は、肌の最も上層にある角質層と呼ばれる部分が担っています。
水分保持および保湿成分の生成と、病原菌や細菌、有害物質をブロックするバリア機能が、角質層の主な役割としてあげられます。
重要な乾燥肌のスキンケアの注意点は、角質層が近接する肌表面を傷つけないようにすることです。
古い刃でひげを剃ったり、強い石鹸成分を体に擦りつけたりすることはもちろん避けたいことですし、大切なスキンケアの方法としては、外気で汚れた肌を清潔に保つこともあげられます。
乾燥肌には良くないといわれるのが、静電気の起きやすい衣服です。
乾燥肌のスキンケアに必要なのは、肌に負担をかける習慣を見直してみることであり、化粧水やクリームで水分補給や蒸発防止のスキンケアをすることだけではないといえるでしょう。
乾燥肌のスキンケアとサプリメント
保湿成分を生成する機能が角質層にはあり、ある程度の保湿力を乾燥肌のスキンケアをしなくても、持っています。
肌の保湿成分はNMFと呼ばれ、アミノ酸を主成分としています。
NMFは肌の新陳代謝の過程でできる天然保湿成分です。
乾燥肌の要因は、NMFの生成が新陳代謝が滞ってしまうと不十分となり、保湿機能がどんどん低下することです。
肌の栄養の不足や血流の低下は、新陳代謝を滞らせる要因だといえるでしょう。
血流低下や栄養不足を引き起こす喫煙は、乾燥肌のスキンケアにとって一番避けたいものです。
乾燥肌の対策として、サプリメントで効率よくビタミンを摂取することは、ビタミンAは肌の再生、ビタミンCは肌の保護、ビタミンEは血流を促進しますので、非常におすすめです。
煙の多い環境にいる女性も、喫煙量の多い男性はもちろんのこと、要注意だといえるでしょう。
何よりも禁煙をすることが、乾燥肌対策のスキンケアをするよりも簡単なのかもしれません。
肌の新陳代謝が低下することにより、乾燥肌や敏感肌だけではなく、シワ・たるみ・くすみが年々増えていきます。
サプリメントによる体の内側から行うスキンケアは、肌年齢を若返らせるためにも欠かせない存在です。
肌の若返りも期待できる、乾燥肌を予防するスキンケアは、いろいろなスキンケアの基本になるものだといえるかもしれません。