「お釣り」を英語で言うと?覚えて得する買い物や接客シーンでの使い方

英語で「お釣り」って何て言うかパッと浮かびますか? 海外旅行での買い物やタクシーでもよく使いそうな言葉なのに、意外と知らない人も多いのでは。 今日は「お釣り」にまつわる英語表現と、いざという時に困らないためのフレーズを一緒に学びましょう。

「お釣り」を英語で言うと・・・

実はみなさんも良く知っている単語“change(チェィンジ)”でいいんです。

えっ、それでいいの?

はい、いいんです。

日本語でも「イメチェン(イメージチェンジ)」という言葉があるように、「チェンジ」というのは「変化」を表す言葉として日常生活にも浸透していますね。

「イメチェン」って、どことなく昭和のかおりが(笑)

この“change”という言葉、意外と色々な使い方のできる便利な単語なのです。改めて意味を整理しておきましょう。

動詞

「〜を変える/変わる」というのが有名ですが、「~を両替する」という意味もあります。

両替というのは紙幣を硬貨に、硬貨を紙幣に「変える」ということですからね。

さらに服を変えるなら「着替える」、乗り物を変えるなら「乗り換える」のように、色々な訳し方がある便利な言葉なのです。

名詞

名詞では「変化」という意味以外に、今回のテーマになっている「お釣り」、そして「小銭」という意味もあるのでフレーズで確認してみてください。

Do you have any change?⇒小銭持ってる?

Keep the change.⇒お釣りはとっておいて。

チップ文化

アメリカではレストランやタクシーだと、おつりをそのままチップにすることも多いです。

レストランのサーバーやタクシーの運転手によっては、“Do you need the change?”(おつりは必要ですか?)とお釣りをもらう前提で訊いてくるケースもあります。

そんな時は、“No. You can keep it. ”と言ってそのままチップとして受け取ってもらうとスムーズですね。

旅行先で使える「お釣り」フレーズ

海外旅行に行くと慣れない環境のなかでお釣りをもらい損ねたり、お釣りを間違ってもらってしまったりすることありますよね。

焦りがちな旅先でのお金のやりとりに備えて、よく使う「お釣り」フレーズを押さえておくと困りません。

I didn’t get my change back yet.⇒まだお釣りをもらっていません。

I’m afraid the change is wrong.⇒お釣りを間違えているようです。

ちょっと待って!さらっと使われている“I’m afraid”って、どんな意味?

この場合の“I’m afraid~”は日本語で言う「恐れ入りますが~」にあたる言葉で、言いにくいことを伝える前置きの言葉として使うと丁寧さが出せる便利なフレーズです。

ちなみに“I think~”でも「(私は)お釣りを間違えている(と思うのですが・・)」のようにやわらかいニュアンスを出すことができます。

両替したいとき

海外ではなかなか両替だけしてくれるお店はありません。

急いでいる場合にはお店で何かを購入してお金をくずすことをおススメします。

そのような場合にはこんなフレーズを使うとスムーズですね。

この場合もやや面倒なことをお願いしているので、“Could you~?”=「~していただけますか?」を頭につけて丁寧な言い方にするのが良いと思います。

国内でも!接客で使える「お釣り」フレーズ

お金にまつわる英語は意外と国内でも使うシーンがあります。

レジでお釣りを渡すとき

例えばレジでのこんなやり取り。

 こちらがお釣りになります。⇒Here’s your change.
 ~円のお釣りをお返しします。⇒~yen is your change.

日本ではお釣りを渡すとき丁寧に「~円のお釣りになります」と金額を伝えるケースが多いですが、海外では「はい、どうぞ(Here you go.)」というだけ、もしくは無言で手渡しされる場合が一般的です。

ただし、少し高級なお店やホテルに行くと「$4 is your change.(4ドルのお釣りになります)」のように言ってもらえるケースもあります。

続いて、おつりのないように支払ってもらいたい場合のフレーズをご紹介します。

お釣りのないようお願いしたいとき

“exact”というのは「正確な/ぴったりの」という意味の形容詞で、“exact change”で「お釣りのいらないぴったりのお金」という意味になります。

両替を断るとき

日本でも基本的に両替はお断りしているお店が増えていますよね。

もし両替を頼まれた場合、お店のルールとしてできない場合には現在形“we don’t”を使って伝えましょう。

恐れ入りますが、両替はお断りしています。⇒I’m afraid we don’t change money.

そうすると、いつどんな時でも「私たちは両替に応じていません」というニュアンスを出すことができます。

現在形を使うと、どうしてそんなニュアンスが出るの!?

現在形というのは、半永久的に続いていることや習慣的な事柄について使われる時制だからです。現在形というと過去形などと比較して現在のことを表す時制、と捉えがちですが、実は今回のようなルールや習慣について使われることがとても多いので、覚えておくといいですね。

今回の例文でも“we don’t”を使うことで「今日」に限ったことではなく「いつも」そうしているんですよ、これはポリシーなんです、と伝えることが可能なのです。

まとめ

今日は“change”が「変化」だけでなく「お釣り」や「小銭」、「~を両替する」という意味も持つことを学びました。

そして「お釣り」にまつわる旅先や接客シーンで使える例文も確認しましたね。

特に「お金」に関する少し言いにくいことは“I’m afraid~”=「恐れ入りますが~」や“Could you~? ”=「~していただけますか?」といった言い回しを使うと角が立ちにくいというポイントを押さえました。

今回はここまでです。お疲れさまでした!

 

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