カードローンとは
カードローンのローンは英語で、loanになり、意味は貸す付け、貸すこととなります。
ローンを組んだことがない人でも、自動車ローン、住宅ローン、教育ローンという言葉は知っていると思います。
用途が限定されているローンで、あらかじめ支払い目的が決まっている状態で借りるものです。
目的が指定されていないローンもあります。
カードローンはそうです。
返すことを前提にお金を借りるものがローンですから、カードローンも返済が求められます。
カードローンで受けた融資は、リボルビング払い、一括払い、分割払いなどの手段で返済します。
借りたお金を一度に返すものが一括払いであり、複数回に分けて少しずつ返済するものが分割払いです。
2回払いまでは利息が付きませんが、3回払い以上の支払い回数になると利息が加わってくるのがカードローンの特徴です。
しかし、カードローンの返済は、ほとんどがリボルビング払いです。
リボルビング払いとはリボ払いといい、利子も含めて一定の金額を返済し続けることで借りたお金を返すい形です。
月々の返済金額を決め、それに従って完済まで決まった金額をずっと返済するという方法が、リボルビング払いです。
リボルビング払いの返済形式は１つではなく、カードローンを使う時に月の支払額や元金への返済額を決めるようです。
多くの金融機関が取り扱っているカードローンは、目的自由のフリーローンであり、リボルビング払いとなっているものが大多数です。
カードローンのメリット
担保なしで借り入れが可能なことは、カードローン利用時のメリットです。
住宅ローン、教育ローン、自動車ローンなど、使用用途が限定されているローンを組むには担保が必要になります。
しかし、カードローンは担保が無くてもローンを組むことができます。
また、教育ローン、住宅ローン、自動車ローンといった目的型ローンの場合は、申し込みから融資を受けるまでに間があいてしまいます。
ですが、カードローンのメリットとして、申し込み手続きから融資を受け取るまでが早いという点が上げられます。
銀行など、公的な金融機関でのカードローンもそうですが、消費者金融など、預金、為替業務を行わないノンバンクと呼ばれる金融機関の多くが、このカードローンを扱っていて、実際の動きの早さなどはご存知の方も多いのではないでしょうか。
カードローンのメリットは、お金を借りる際に煩雑な手続きをしなくてもいいということもあるでしょう。
町中では、無人契約機があちこちに設置されています。
カードローンのメリットである申し込みの手軽さがあるからこそ、色々な年齢の人からカードローンが使われているといえるでしょう。
ひとたびカードローンの手続きを済ませてしまえば、限度額の範囲内でなら何度でも借り入れが可能です。
カードローンの返済方式はリボルビング払いが多いですが、最初に決めた返済額より多めに返すこともできます。
借り入れ中のお金には日割りで利子がつきますので、早めに返すとそれだけ返済総額を減らせます。
お金に余裕があるときなど、月々の返済以上に返済することができるのも、カードローンのメリットになります。
カードローンのデメリット
カードローンはキャッシングにとても便利な存在ですが、どのようなデメリットがあるかも把握しておきましょう。
申し込み時の審査結果によって利用限度額は決まり、その範囲内で利用することになります。
カードローンの上限は、他のローンと比べて低く設定されているのはデメリットかも知れません。
キャッシング会社によっては高額の限度額での利用が可能なところもありますが、最初から大口融資が受けられるところはほとんどありません。
金利が高いという点も、デメリットとして見逃せません。
銀行のカードローンは消費者金融のカードローンより低い金利で融資をしていますが、やはり他のキャッシング消費より高金利なのです。
比較的簡単な手続きでほとんど誰でも借り入れ可能な消費者金融のカードローンですが、その分収益性が高くなるよう設定されているのです。
また、限度額内であれば何度でも手軽にお金をおろせることが、カードローンの特長です。
そのため、利用者は、引き出したお金がまるで自分の物であるかのような錯覚に陥ってしまいます。
しかし、カードローンによって引き出したお金は自分で働いて稼いだお金ではありません。
金融機関から借りているお金なのです。
カードローン利用の手軽さが、利用者のお金の感覚を鈍らせます。
結果として、返済不可能なまでの金額の融資を受けてしまって、返済のために別なカードローンを利用するという悪循環にはまる人が出てきます。
これもデメリットとして考えられることでしょう。
簡単操作で借り入れが可能なお金でも、借りたお金であることには違いありません。
デメリットに振り回されないよう気をつけながら、計画的に使いましょう。