ネット株取引の注意点
ネット株の取引はインターネット上で実行されるため、便利な反面不便な部分も多々あります。
株取引は人の言葉にまどわされずにできますが、株の売買の決断を相談相手がいない中でしなければならないという部分もあるのです。
インターネットには、株取引情報が氾濫しています。
それに踊らされないよう十分な注意が、ネット株取引をする上では不可欠です。
ネット株は取引操作も全て自己責任です。
株取引の大事な時にネットに繋がらなくても、株式市場は待っていてはくれません。
突然操作不能になることもあります。
パソコンのエラーや株取引システムのダウンなどもありうるからです。
ネット株の取引では株売買の注文を間違えた時も、すぐに処理がされてしまうために訂正や取り消しは難しくなります。
不自然な取引注文でもコンピューターは処理してしまうのです。
ですから桁を間違えるなどありえない間違い内容でも、その株取引が可能であるならば受理されるものなのです。
インターネットでは常に株価の動きを見守ることができます。
非常に便利であることは違いありませんが、自分のペースがつかめていないと、常に株価が気になって他のことが手につかなくなったり、衝動的にネット株の取引をしてしまったりと長期的にマイナスになりかねないことをしてしまいがちです。
取引には冷静さや我慢することも必要です。ネット株は手軽に取引ができますが、手軽さゆえにリスク大きいからです。
株取引の相場の格言に「売り買いは3日待て」というのがあります。
一時的な心情や勢いで株取引をせず、じっくりと相場を眺めることができることもネット株取引では注意するべき点です。
日経225ミニの株取引リスク
日経225ミニは、株取引が少ない元手で可能なことが利点だといえるでしょう。
日経225ミニによって資金効率のいい投資の運用が可能なのです。
50万、60万円の資金を元手に200万、300万の株取引を行うことをレバレッジ効果といいます。
レバレッジの倍数は、投入した資産の何倍の取引を行うかでおおよそのものが決まってきます。
株取引をレバレッジによって行う場合、資金の効率は良いですが、ハイリスク・ハイリターンになりがちであるというリスクも存在します。
日経225ミニはレバレッジ効果を利用している分だけ、自分の思惑と逆方向に相場が動いた分の含み損のふくらみ方も急激になるというリスクがあります。
日経225ミニでは買ってからも価格が下落を続け、そこで買い足したところ更に下落という状況に陥るという危険性もあります。
また損が膨らみすぎて決済する勇気が持てなくなることもあるでしょう。
日経225ミニでは、必要証拠金を補うための不足分を新たに資金投入しなければならないことがあります。
それは損した額が証拠金の額を越えてしまった場合です。
この投入する資金を追加証拠金といいますが、これが起きた時というのは自分の戦略をもう一度見直すべき時かもしれません。
きちんと資産管理や損切りができていなかったといえるからです。
日経225ミニを預けた証拠金の範囲ぎりぎりで続けることは大変危険なことです。
日経225ミニの取引は追加証拠金を求められることのないよう、余裕をもって行うようすることでリスク抑えることができます。
危険だと判断した場合は損切りをして思い切って株取引を休むことも大事なリスク管理です。