筋トレによるダイエットを実行する
体に蓄積された脂肪を燃焼させ、スリムな体を短い期間で作り上げるために、軍隊式の筋トレや運動量の激しいダンスを行って痩せるというダイエット方法があります。
このような筋トレダイエット方法の実績は、様々なところから聞こえてきます。
激しい運動は肉体にストレスがかかりますので、慣れない筋トレを頑張りすぎた結果、膝や腰の関節か痛むようになってしまったり、筋肉に負担がかかりすぎることがもあるようです。
あるいは、あまりにも辛すぎて、疲労で体調を崩してしまったりして、ダイエットを断念してしまうケースも少なくないようである。
ですが、筋トレはダイエットを成功におさめるために非常に重要なものです。
健康的に痩せるため、そしてリバウンドを起こさないために、ダイエットに運動は欠かせません。
大別すると、運動の種類は酸素を消費する有酸素運動と、酸素を消費しない無酸素運動になります。
水泳やジョギングなど、酸素を取り入れて脂肪を燃やし、体内の循環機能を高める運動が有酸素運動です。
これに対し、筋トレは無酸素運動に分類され、基礎代謝をアップさせ、太りにくい体を作ることを主な目的としている。
ダイエットのために筋トレを行ったとしても、無酸素運動によってエネルギーとして消費される脂肪分はさほど多くないようです。
脂肪燃焼はジョギングなどが顕著なのです。
体力や持続力はないし運動も長いことしていないけれど筋トレをしてみたい、けれどジムに行く余力もないという方も多いようです。
それでも日々筋トレを継続し、基礎代謝がアップしていくのをじっと辛抱して待たなければならない。
金銭面や時間的な余裕などがあれば、ジムに通って専門家の指導の元で筋トレに励むこともできますが、それは贅沢な話なのかもしれません。
間違った筋トレではダイエットは続かない
一般的な筋トレというと、ジムにあるような筋トレ専用の器具に向き合っておもりを持ち上げたり、ダンベルを持ち上げる過酷な運動を思い浮かべます。
ですが、筋トレによって新陳代謝をアップし体重を減らしたいという時は、この限りではありません。
ダイエットの筋トレは、ダイエットの筋トレなりの方法があります。
基礎代謝の高い体質を作るために筋肉を増やすことが、ダイエット目的の筋トレです。
代謝の高い筋肉作りには、持久力を高めるタイプの筋トレをすべきです。
筋トレを考える際は、白筋と赤筋について知る必要があります。
白筋を鍛えるには負荷の強い素早い運動を心がけ、赤筋を鍛えるにはじっくりと時間のかかるような運動をします。
体力がそれほどなく筋トレもしたことがない時、ダイエットのためにはどういった運動をするかをよく考えましょう。
ダイエット目的で筋トレに打ち込んだものの、ほどなく首や肩、腰を痛めてしまってトレーニングが続かなくなる人もいます。
適切な筋トレができていなかったばかりに、体に負荷がかかってしまったのです。
正しい姿勢を保ち、一定の呼吸リズムを守ることで適切なダイエット向けの筋トレができます。
そのためには、写真や動画などでトレーニング内容をきちんとチェックしましょう。
体に負担のかからない自然な姿勢で筋トレを行うことによって自然と正しい呼吸もできるようになり、意図した部分の筋肉を着実に鍛えられます。
筋トレの姿勢に無理が生じると息が詰まりまともに呼吸ができなくなります。
そうすると体に余計な負担がかかってしまいます。
楽しんで筋トレダイエットを続行するためにも、正しい姿勢と安定した呼吸でトレーニングを行い、気持ちよく体を動かせます。
筋トレダイエットを無理なく継続させる
健康的に体重を減らしたいと筋トレを続けていても、すぐにはダイエット効果が出ずにモチベーションが続かなくなる人もいます。
とんな形でもいいからはっきりとした効果が確認できないと、基礎代謝が上がり脂肪燃焼効果が実感できるまでは苦しいばかりかもしれません。
そんな時は、握力を測って筋力の付き方を実感してください。
基礎代謝の上昇が形になって見えるには時間がかかりますが、握力は筋肉量の指針となりえます。
人体の筋肉が増えれば握力も高くなりますので、筋トレの前後で握力を測って成果を実感してください。
筋トレ後のフォローが適切でない場合、せっかくダイエットのために筋トレをしても効果が出にくいこともあります。
成果が出るには時間がかかりますが、かかりすぎるようなら問題です。
例えば、筋トレでの筋肉疲労物質が体外にうまく排出されていないこともあります。
そうでなくとも、体が必要としている栄養素やカロリーが不十分なため、飢餓状態に陥った体が脂肪を溜め込みやすい状態になっていることもあります。
いくつかの可能性がありますが、このような場合は毎日の食事内容や摂取エネルギー量をチェックするこだけでなく、筋トレの内容を再確認してください。
筋肉が疲れている時に筋トレをしては、疲労が溜まるばかりで筋肉増強効果は薄いようです。
筋トレ後の入浴は効果的で、体を温めることはもちろん、湯船につかることで体全体をリラックスすることができ、血行を促進する。
ダイエットをする時には広く言えることですが、筋トレでダイエットをする際は全体の調和を考えながら体質改善を目指しましょう。
運動、栄養、休養のバランスを大切にして、筋トレダイエットを進めていきたい。