【保存版】「日付」の英語の書き方と読み方。覚えておきたい4つの基本

英語で日付を書く時、意外と困ったっという経験はないですか?

ビジネスシーンから友人との約束まで、幅広く使う日付。

実は、順序や読み方、前置詞の“at” “on” “in”の選び方など迷ってしまう要素が沢山ひそんでいます。

そこで今日は日付の書き方と読み方の4つの基本をすべてご紹介。

アメリカ式もイギリス式も、略式もフォーマルもすべて掲載していますので、この機会にぜひ確認してみてください!

【基本1】月・日の順序はよく入れ替わるけど、曜日は必ず最初で年は必ず最後!

日付の順序を学ぶとき、よく注意されるのが「アメリカ式」と「イギリス式」の2パターンがあるから気を付けよう、という点です。

具体的には、次のような違いがあります。

アメリカ式曜日→月→日にち→年の順で、これを採用しているのはアメリカとカナダ。
イギリス式曜日→日にち→月→年の順で、オーストラリアやニュージーランド、インドやシンガポール、そしてカナダでも採用されている。

例えば「2016年5月17日水曜日」の場合、それぞれの表記の仕方はこのようになります。

アメリカ式Wednesday, May 17, 2016
イギリス式Wednesday, 17 May 2016

よく気付きましたね!

カナダではアメリカ式もイギリス式も使われています。

また、実はカナダだけではなく、他の国でも実際は必ずしもこのルール通りではなく、アメリカにおいても「日にち→月」で記されている場合もあるのです。

特に月と日にちの順序は入れ替わりやすく、ネイティブの間でも混乱しやすいそうです。

ただ、曜日は必ず最初に、年は必ず最後に表記されるので、ここはしっかり押さえておきたいですね。

 

確かに不安ですよね。

ただし、重要な書類などには必ず「DD/MM/YYY」「day/month/year」といった表記の順番指定が記載欄に書かれているので、それを参照しながら書けば大丈夫ですよ。

【基本2】書き方は略式を覚えておくと便利!

次は日付の書き方です。

フォーマルからカジュアルまで色々な表記の仕方がありますが、まずは一番シンプルな書き方からご紹介します。

カジュアルな表記

最も簡単な書き方は、下の例のように数字をスラッシュできって表示するだけです。

「年」の部分は「2016」を「16」のように下2桁だけ表記するのが一般的です。

例)2016年11月12日

カジュアルな表記(アメリカ式)11/12/16
カジュアルな表記(イギリス式)12/11/16

ただ、すでに学んだように月と日にちの順序は変わりやすいため、どちらが月でどちらが日にちなのかわからなくなるリスクがあります。

一般的な表記

誤解を避けたい場合には、月を数字ではなくアルファベットで表記すると良いです。

日にちは数字、月は略語表記というのが一番よく使われる表記方法になります。

例)2016年10月12日

一般的な表記(アメリカ式)Oct. 12, 2016
一般的な表記(イギリス式)12 Oct. 2016

フォーマルな表記

次にビジネスや学会などフォーマルなシーンでの表記方法も学んでおきましょう。

正式な場面の基本ルールは「略さないこと」です。

つまり月は1月なら“January”、2月なら“February”のようにしっかり書くのが一番丁寧になります。

日にちは数字のままでも序数の表記にしてもどちらも大丈夫です。

例)2016年10月12日

フォーマルな表記(アメリカ式)October 12, 2016 / October 12th, 2016
フォーマルな表記(イギリス式)12 October 2016 / 12th October 2016

以上が日付表記の「カジュアルな表記」、「一般的な表記」、「フォーマルな表記」でした。

 

曜日・日にち・月の表記の仕方

続いては、改めて曜日・日にち(序数)・月の表記について確認していきましょう。

略語も紹介しているから併せてチェックしてくださいね。

 

曜日の表記

日本語英語略語
月曜日MondayMon.
火曜日TuesdayTue./Tues.
水曜日WednesdayWed.
木曜日ThursdayThu./Thur.
金曜日FridayFri.
土曜日SaturdaySat.
日曜日SundaySun.

月の表記

日本語英語略語
1月JanuaryJan.
2月FebruaryFeb.
3月MarchMar.
4月AprilApr.
5月May略語なし
6月JuneJun.
7月JulyJul.
8月AugustAug.
9月SeptemberSept./ Sep.
10月OctoberOct.
11月NovemberNov.
12月DecemberDec.

日にちの表記

日にちを序数で表記する場合は数字に“th”をつけます。

ただし11、12、13を除いて下1桁が1~3になる場合は“1st,“2nd”,“3rd”となるから気を付けましょう。

日本語数字スペル
1日1st first
2日2nd second
3日3rd third
4日4th fourth
5日5th fifth
6日6th sixth
7日7th seventh
8日8th eighth
9日9th ninth
10日10th tenth
11日11th eleventh
12日12th twelfth
13日13th thirteenth
14日14th fourteenth
15日15th fifteenth
16日16th sixteenth
17日17th seventeenth
18日18th eighteenth
19日19th nineteenth
20日20th twentieth
21日21st twenty-first
22日22nd twenty-second
23日23rd twenty-third
24日24th twenty-fourth
25日25th twenty-fifth
26日26th twenty-sixth
27日27th twenty-seventh
28日28th twenty-eighth
29日29th twenty-ninth
30日30th thirtieth
31日31st thirty-first
日にちを表すときに使われる序数というのは「順序を表す数」のことで、日付や階数など順番が重要になってくる数字に用いられます。

“,”(カンマ)と“.”(ピリオド)の使い方

日付の表記にはところどころ“,”(カンマ)や“.”(ピリオド)が登場しますね。

 

使い方にはそれぞれルールがあるので、確認してみてください。

“,”(カンマ)の使い方アメリカ式は曜日と日付の後に“,”(カンマ)を入れますが、イギリス式は基本的に曜日の後ろに入れるだけです。
“.”(ピリオド)の使い方:月や曜日を略語で表記する時には「略していること」を伝えるために必ず“.”(ピリオド)をつけます。

例)2016年10月30日月曜日

アメリカ式の略語パターンMon., Oct. 12, 2016
アメリカ式の略さないパターンMonday, October 12, 2016
イギリス式の略語パターンMon., 12 Oct. 2016
イギリス式の略さないパターンMonday, 12 October 2016

余談ですが、略を表すピリオドは午前・午後を表す“a.m.”、“p.m.”でも使われています。

これらはラテン語“ante meridiem”、“post meridiem”の略だそうです。

“ante”は「~の前」、“post”は「~の後」、“meridiem”は「正午」という意味なので、「正午前」、「正午後」になるのですね。

【基本3】読む時は略さない!

書く場合には色々簡略化できましたが、読み方は省略せずに読むのが基本です。

そしてイギリス式の場合には「日にちと月の間に“of”を入れる」のが一般的なので、意識できるといいですね。

例)2016年1月5日金曜日

アメリカ式読み方
Mon., Jan. 5, 2016Monday, January fifth, twenty sixteen
イギリス式読み方
Mon., 5 Jan. 2016Monday, (the)fifth of January, twenty sixteen

年については “two thousand (and) sixteen”(2016)のように言うこともできます。

西暦の読み方一覧も載せておくので、併せてチェックしてみてくださいね。

西暦の読み方

読み方1読み方2
 2016年 twenty sixteen two thousand (and) sixteen
 2015年 twenty fifteen two thousand (and) fifteen
 2010年 twenty ten two thousand (and) ten
 2009年 – two thousand (and) nine
 2001年 – two thousand (and) one
 2000年 – the year two thousand
 1999年 nineteen ninety nine  –
 1909年 nineteen oh nine  –
 999年 nine ninety nine  –
 紀元1年 one the year one  –
 紀元前9年 nine Before Christ  –
 紀元前2000年 two thousand Before Christ  –

 

【基本4】前置詞は小さいものから“at”⇒“on”⇒“in”を使おう!

最後は日付と一緒に用いられる前置詞について学びます。

 

文章の中に日時を入れるときは前置詞を使う必要がありますが、なでしこさんと同じように迷う方も多いのでは。

しかし「小さいものから“at”⇒“on”⇒“in”」というポイントを覚くと楽ですよ!

時間は“at”

日時の中で一番細かい単位は時間ですね。時間については点を表す前置詞“at”を使います。

7時にここに集まってください⇒ Please be here at seven o’clock.
みんな同時に走り始めた⇒ Everybody started running at the same time.

曜日や日にちは“on”

時間が24時間集まると一日になりますね。そこで日にちや曜日は、“at”よりも少し広い範囲を支える前置詞“on”を用います。

日曜日にサッカーをやりましょう⇒ Let’s play soccer on Sunday.
そのお店は7月10日にオープンします⇒That store is going to open on July 10th.

月、年、季節や時代は“in”

一日よりもさらに大きい単位の月や年、季節や時代は前置詞“in”を使います。

私たちは11月に京都に引っ越す予定だ⇒ We will move to Kyoto in November.

組み合わせて伝えたいとき

時間、日にち、月を合わせて伝えたいときも基本的には小さいものから並べていきます。つまり時間⇒日にちや曜日⇒月や年、季節、時代の順ですね。

6月8日の9時に東京駅で待ち合わせしよう⇒ Let’s meet at Tokyo Station at 9:00 on June 8th.

【付録】和暦の英語

補足として、「昭和」や「平成」といった日本独自の和暦“Japanese era name”の表し方も紹介しておきますね。

「昭和」は“Showa (era) ”、「平成」は“Heisei (era) ”となります。

元号をアルファベット表記するだけでも、時代を表す“era”や“period”という単語をつけても、どちらでも大丈夫です。

「平成28年」と言いたい場合は、そのまま数字をもってきて“Heisei 28 (twenty eight)”で通じるので、比較的簡単ですね。

まとめ

今日は英語での日付表現について4つの基本をご紹介しました。

基本1では月・日の順序はよく入れ替わるものの、曜日は必ず最初で年は必ず最後にくることを確認しました。

基本2では日付を簡単に書く略式を、基本3では読み方は略せないということを学ましたね。

そして基本4では前置詞は小さいものから、時間なら“at”、日にちなら“on”、月なら“in”をつけることをチェックしました。

今回はここまでです。お疲れさまでした!

 

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