保育士が転職したいと思うときに意識するべき内容とは

保育士として転職したいと思うなら、いくつか意識しておかなければいけないことがあります。

まず、保育園は経験が重視されるということ、そして人脈も利用して良いということ、さらにコミュニケーション能力が重要であるということを覚えておきましょう。

これらが揃っていれば、保育士は転職しやすい業界だといえます。人脈は自分で作っていくことも大切です。

 

保育士の仕事は経験が重宝される

 

保育士の転職の1つとして、まず経験が重視されるということが挙げられます。

実は、幼稚園教諭は比較的安い方が重宝される傾向にあり、独身女性が雇われることが多いです。

あまりにも経験豊富な幼稚園教諭の場合はお給料が高くなってしまうため、幼稚園からも敬遠されてしまうことが多いと言われますが、保育士は赤ちゃんなど小さな子供を扱うために経験が重視されるのです。

そのため、非常勤等でも重宝されることが多く、結婚しているでも子供がいる、などという事情があっても転職には支障が出ないことが多いです。

 

そのため、保育士として転職したいと思うならば今までどのような仕事をしてきたのか、何歳児を対象としてどのような保育を心がけてきたのか、ということを明確にしておく必要があります。

特に小さい年齢を扱っていた保育士は需要が多く、認可保育園でも非認可保育園でも欲しがられますので、その中でも自分がどのような保育を心がけているのか、どのような経験をしたのか、どのようなトラブルを乗り越えたのか、ということを強みにすると良いでしょう。

 

ただし、いくら経験があったとしてもあまりにもブランクがあるという場合、採用されにくくなってしまうこともあります。

今は仕事をしていないけれどいつか現場に戻りたいなどという希望があるならば、保育士ではなかったとしても保育や子供に関係のある仕事やボランティアなどをしておきたいものです。

たとえ保育士ではなかったとしても、それに関連した仕事やボランティアをしていれば経験が継続しているとみなされることも珍しくありません。

人脈を使うのも大切

 

日本では人脈を使った就職はあまり好まれない傾向にありますが、保育士の中には人脈を使って就職するという人も珍しくありません。

確かに、保育士を雇いたいとなった時、知り合いに「良い保育士がいる」「子供の扱いが上手な人がいる」などという情報を聞けば、その人に声をかけたいと思っても無理はありません。

そのため、例えばボランティアなどで働いている人に声がかかることもあります。

 

最近は子育てサロンなどに通うお母さんも増え、そこで子育てに関する相談をする人も増えていると言われています。そんな時、悩んでいるお母さんに対して真剣にアドバイスができる、適切な助言ができる、という保育士の免許を持ったボランティアの人はとても喜ばれることが多く、その人たちに「うちの保育園で働かないか」などと声がかかることも珍しくありません。

 

そのため、もしも保育士として転職したい、でも今現在は保育士として働いていない、という場合、もしも保育士の空きがないなどということであれば、子育てサロンなどでボランティアを始めても良いかもしれません。

これはいわゆる営業活動にあたり、自分の知名度を高めるためにも重要な仕事になります。もしかしたらボランティアの方が面白いと思うかもしれませんが、ここから保育士への転職の道が開けてくることもあるのです。

 

同様に、保育園で働いている知り合いがいれば、空きがないかどうか聞いても良いかもしれません。

保育士はお互いに情報共有していることも多く、「あの保育園なら空きがあるから聞いてみてあげる」などと言ってもらえる可能性もあります。

このように知っている保育園を紹介してもらえる可能性もありますので、もしお知り合いに保育園で働いている人がいたら、ぜひ人脈を利用する気持ちで聞いてみましょう。

 

コミュニケーション能力も大切

 

保育士というのは子供と遊んでいれば良いというイメージを持っている人も多いですが、実際には子供への対応だけではなく、保護者と対応することも多い仕事になります。

そして、子供を保育園に預けている保護者の中には複雑な家庭環境の人も多く、そのような人たちともしっかり話せるような力が必要になります。

保育園に働く者として保護者と対応するときには、だめなものはだめだとはっきり言えなければいけません。

例えば、基本的に保育園は子供が熱を出しているときは利用できませんが、それでも子供を保育園に連れてきてしまう親も珍しくありません。

熱があることに気づいていない保護者も多く、保育園の中で「熱がある」「お母さんを呼んで」となってしまうこともあります。

働くお母さんを目の前に、確かに「子供が熱を出したから仕事を早退してほしい」とは言い難いですが、保育はお母さんのためのものではありません。

保育は子供のためのものですから、お母さんにはっきりとダメだと言えなければいけないのです。

 

また、今は事情が変わりつつありますがかつては保育料を下げるため、書類上夫婦で離婚し、母子家庭として生活しつつ家族で同じ家に住む、という家族もいました。

つまり、法律上は母子家庭が男性と同居しているという状態になり、夫婦関係にはないということになります。

こうすることで母子家庭とされるため、保育園に入りやすくなりますし、保育料も安くなります。しかしこれは詐欺に当たり、ばれれば罰せられる対象になります。

このような事情に対し、それでもダメだとはっきり言える力が必要になります。

 

保育士は保護者と話す場合にコミュニケーション能力が必要となります。コミュニケーション能力を日常的に鍛えておくことも転職をするためには大切です。

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