地方にある不動産物件は都心部と何が違うの?
地方にある不動産物件への投資には、利回りに大きな特徴があります。
都会エリアの物件と比べれば、利回りは比較的大きいです。
その反面デメリットもあって、一旦空室になってしまいますと、やや長期化する傾向があります。
今回は、地方の不動産投資のメリットとデメリットを紹介していますので、参考にしてみて下さい。
空室になる期間が長引きやすい
まずデメリットですが、上述の空室リスクです。
空室リスクがあるのは、都会の不動産物件も同じです。
誰も入居してくれなければ、肝心の家賃収入が入ってこなくなります。
ただ都会の場合は全体的に人口が多いので、比較的すぐに空室が解消されることも多いです。
しかし地方エリアの場合は、都会ほど人の動きは激しくありません。
動きは若干緩やかなので、一旦は物件に空きができてしまいますと、やや長引いてしまう傾向があります。
このため地方エリアの不動産投資は、価格調査は欠かせません。
値崩れが起きていないかどうかは、契約前によく確認しておく必要があります。
業者の数が少ないデメリット
ところで地方の場合、不動産投資の業者の数はあまり多くありません。
東京は産業街という事もあり、業者の数は比較的多いですが、地方はその逆の傾向があります。
ですから業者との関係が微妙になってしまうと、やや面倒な状況になりやすいデメリットがあります。
長く不動産投資を続けていると、たまに業者との関係が悪くなってしまう事があります。
しかし関係が悪くなっても、別の業者に乗り換える選択肢もあるでしょう。
都会の場合は業者数が多いですから、比較的スムーズに乗り換える事ができます。
ですが地方エリアの場合は、なかなかスムーズに乗り換えられない事も多いです。
利回りが比較的高いメリット
しかし地方の不動産投資には、メリットも複数あります。
冒頭でも少々れた通り、利回りは比較的高いです。
地方の場合は、投資の利回りは15%を超える物件も比較的よく見かけます。
15%なのであれば、単純計算で7年ぐらいで初期費用を回収できる計算になります。
物件によっては、利回りは20%を超えているのです。
都会エリアの場合は、そこまで利回りの数字は高くありません。
物件によって異なりますが、5%台になっている事もありますから、初期費用を回収するのに時間がかかる物件が多いです。
リフォームを行うと差が付きやすくなる
また地方エリアの場合は、リフォームによって差を付けやすい傾向があります。
地方にある物件の場合は、地主系が多いです。
それだけにリフォームなどはあまり行われていない物件も多いです。
だからこそ、リフォームを行っておけば入居者も確保しやすくなる傾向があります。
都会の場合は、リフォームを行えば必ずしも入居者を確保できるとは限りません。
物件の数も少々多いので、綿密に計画を立てる必要があります。
そもそも地方の場合は、物件の数はあまり多くありません。
地方の場合はリノベーションを一旦行っておけば、競争力も比較的強くなる傾向があります。
都会のように次々新しい物件が立てられる訳ではありませんから、リフォームで差を付けやすいです。
物件の販売価格が低いメリット
地方の物件には、購入価格のメリットもあります。
そもそも投資を始めるためには、もちろん不動産物件を買わなければなりません。
ですが都会エリアにある物件の場合は、販売価格は少々高めですし、利回りの数字もそれほど高くありません。
ですから初期費用を回収するのは少々時間がかかります。
しかし地方にある物件の場合は、全体的に販売価格が低いです。
特に土地価格は低いです。それだけに初期費用も短期で回収しやすいですし、物件を購入しやすいメリットもあります